※この記事は、「Sheetmetal メールマガジン」No.283(2026年2月27日配信)からの転載になります。
仕事柄、業界団体やイベントなどに呼ばれ、講演を頼まれることがあります。その多くが業界動向や先々の見通しに関連する講演内容です。そんな時の締めに紹介しているのが、明治維新の精神的支柱である吉田松陰の教えを象徴する言葉です。
夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、
計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。
故に、夢なき者に成功なし。
演繹的なリズムで実にシンプルに表現され、大学時代から座右の銘にしてきた言葉です。
経営者の方々とお話しするとき「夢は何ですか?」とお尋ねすることがありますが、「目の前の現実に向かうだけで精一杯。語れるような夢を今は持てない」とおっしゃる方もおられ、とても残念です。そんな方々にも夢はあるはずなので、講演の締めで松陰の言葉を紹介するようになりました。
1週間ほど前のNHK「ラジオ深夜便」午前4時台の「明日への言葉」に出演されていた東大出身の盲目の女性ピアニスト、菅田利佳(すがた・りか)さんが、「私の好きな言葉は『思うは招く』です」と話されていました。
これは、北海道で宇宙開発に挑む植松電機代表・植松努氏の言葉です。夢を持ち続けることの大切さを説いた言葉。夢を強く思い、諦めずに語り続けることで、道が切り拓かれ、実現に向かう ― 菅田さんは高校時代にこの言葉に出会い、「周りからは無理と言われるような夢も、屈するのではなく、どうしたらできるかと考えて一歩一歩進んでいけば叶えることができるというメッセージに励まされた」と話されていました。
「夢」という言葉にはさまざまな思いが込められています。私には「希望」と「勇気」を与えてくれています。もう一度それぞれの「夢」を考えてみませんか。






