2024年の景気は「案ずるより産むが易し」【メルマガ連携】

※この記事は、「Sheetmetal メールマガジン」No.229(2024年1月30日配信)からの転載になります。

 

 

年が明けたと思ったらすぐに大寒を迎え、寒さが一段ときびしさを増しています。今年は雪が少なく、富士川あたりから富士山を眺めると雪を冠っているのは9合目あたりまでとなっています。しかしながら、春分の日を迎えるまでの1カ月間は、寒さ対策は怠れません。

 

そんな中で、業界別に都内で開かれた新年賀詞交換会のいくつつかに出席しましたが、想像以上に参加者の明るい笑顔に出会うことができました。

 

昨年11月頃から恒例の「新春アンケート調査」や「業種別の受注生産額見通し」をまとめていた頃は、ゆるやかな景気回復が継続するのか、半信半疑な気持ちもあって、「2024年の景気見通しはきびしいものになるのでは」という気持ちが強くありました。

 

しかし、賀詞交歓会で多くの経営者と話をすると、みなさんは景気についてはポジティブで、楽観的でした。春の賃上げに関しても「5%以上のベースアップを考えている」という話をされる方が多く、インフレによる物価高騰の影響もありますが、原材料費や人件費が上昇しても、そのコストは一定割合で価格転嫁できる、景気の好循環サイクルの局面に日本経済も入っていく、という共通認識を一様に持っておられました。

 

来賓で来場されていた所轄官庁の局長など幹部の方々も「インバウンド需要を追い風に景気の好循環サイクルを継続させていく必要がある」として「サプライチェーン全体で好循環を実現させていかなければいけません」と挨拶されていました。

 

出席者のみなさんが談笑されながら、明るい笑顔で微笑んでおられるのを見て、私の気持も晴れやかになりました。

 

意外と2024年の景気見通しは「案ずるより産むが易し」なのかもしれません。