※この記事は、「Sheetmetal メールマガジン」No.175(2021年12月24日配信)からの転載になります。
今年も残り少なくなりました。
12月22日は「冬至」ということで、朝からかぼちゃを食べて「運」を呼び込み、帰宅後の入浴に際しては「柚子」を浮かべて香を楽しみ、無病息災を願いました。この習慣は、子どもの頃から祖母や母から冬至にはそうするものと教えられていたので、出張で自宅を離れている時を除いては、長年続けています。
冬至を過ぎると今年も残りあとわずかという気持ちにさせられます。
クリスマスシーズンには定番のクリスマスソングが街のいたるところで流れていたものですが、今年はクリスマスソングを街中で聴いたおぼえがありません。12月に入ると、デパートやショッピングモールではクリスマスソングが流れ、いやが応でもクリスマス商戦を盛り上げたものですが、新型コロナの影響もあって個人消費は盛り上がらず、「笛吹けど踊らず」では意味がないと、あえて流さなくなったのかもしれません。
その反面、玄関や窓、庭木にLEDのイルミネーションを飾る家庭が増えています。30年ほど前は住宅街のほぼ全戸で、当時は白熱灯のイルミネーションランプがキラキラと輝き、クリスマスイブが近づくと子どもを連れてイルミネーションツアーに行ったことが懐かしく思い出されます。
1995年の阪神・淡路大震災、2011年の東日本大震災を契機にイルミネーションを飾る家庭が減り、寂しく感じていましたが、LEDが普及するようになったためか、この5年ほどは近所の戸建て住宅で、イルミネーションを飾る家庭が増え始めました。今年も、駅からの帰宅途中でイルミネーションを飾る家が確実に増え、1戸が始めるとその両隣や向かいの家も始めるというように連鎖していきます。
冬至に始まり、クリスマス、そしてお正月と、季節感のあるイベントともに年の瀬と新年を迎える心構えができてきます。
今年はコロナに休息を願って、静かに厳かに新年を迎えられることを願っています。