北陸新幹線に乗車して感じた日本のすばらしさ


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3月14日に開業した北陸新幹線の「かがやき」で東京から長野までを往復しました。

2月の試乗会で白山車両基地から富山まで乗車したので、2度目の体験でした。

 

往路がJR西日本のW7系、復路がJR東日本のE7系でした。

全席指定席なので、みどりの窓口で指定席券を購入したのですが、カウンター上のモニターに表示されている指定席券の発売状況を確認すると、グリーン車の上位にあたる「グランクラス」は1車両に18席しかないということもあって、全列車とも席がないという表示。

グリーン車も、座席数残りわずかの列車が多い。

普通車指定座席には余裕があものの、料金の高い座席から埋まっていく。

それでも私が乗車した普通車両も、東京駅を出発するときは半分くらい空いていましたが、上野、大宮と停車するたびにシニアの団体客が乗り込んできて満席になりました。開業4日目ということもありますが、北陸新幹線の人気は上々です。

 

私は長野駅で降車しましたが、また驚きました。

以前の長野駅が大きく変わり、在来線上の駅ビルには新たにダイニングコーナーが作られ大変な混雑。

昼どきと重なったこともあってダイニングコーナー内の飲食店は、どこも順番を待つ客が列を成し大盛況。

駅前の人の流れまで変えた感があります。

 

長野市では4月5日から5月31日まで、「牛に引かれて善光寺参り」の善光寺で、7年に一度行われる盛儀、御開帳が行われることもあって、新幹線人気にあやかって観光客を集めようというイベントも企画されています。

富山や終点の金沢でも、北陸新幹線の開業に合わせて様々なイベントが開催されており、今年は信州から北陸が観光の人気スポットになるでしょう。

 

ところで、開業に合わせてJR東日本、JR西日本が投入したE7系、W7系の新幹線車両はそれまでの車両に比べ、サスペンションが改善され、乗り心地はこれまでの新幹線車両では一番優れています。

さらに普通車両を含め、すべての座席にコンセントが装備されているので、パソコンやスマートフォン、タブレット端末がいつでも充電可能で、車内で仕事をしていてもバッテリーの残量を考えずにできるようになり、仕事人間には便利になりました。

 

ただ、高崎を過ぎると上田まではトンネルが多いため、電波の受信状態が悪くなり、インターネットを接続していると途中で切断されてしまいます。

東海道新幹線のようにWi-Fi環境を車内に設置し、どこででも外部とつながる環境を構築してほしいと思います。

ただ、窓の外の景色も見ないで、パソコンやタブレット端末画面を見ているだけ、というのも旅情を味わう観点では顰蹙をかうこと請け合いです。

 

それにしても、日本の新幹線技術や車両製造技術は世界に誇れる、ということを改めて感じました。

乗り心地や正確な運行、乗客に対するサービス,どれをとっても世界No.1です。

仕事で中国、韓国、台湾の新幹線に何度も乗車していますが、日本の新幹線を採用した台湾新幹線を除くと、すべての点で日本が勝っていると思います。

それだけに、日本の新幹線技術を世界へ輸出することを、国をあげて支援しなければならないと思います。

 

新興国はもちろん、省エネが問題となっている先進国でも高速移動手段として高速鉄道建設に対する機運が盛り上がっています。

それだけに北陸新幹線に象徴される日本の新幹線技術の世界への発信が必要です。

北陸新幹線に乗車して改めて日本の景色や技術力のすばらしさに感動しました。

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