ポジティブマインドを備えた人材輩出が必要【メルマガ連携】

※この記事は、「Sheetmetal メールマガジン」No.98(2019年1月31日配信)からの転載になります。

 

今年最初のメルマガになります。

 

年末年始の株価の乱高下、為替市場で円高にシフトするなど、景気の見通しも不確実性が増しています。

昨年末に、今年は海外要因で日本経済の不透明感が増すだろうとは予測していましたが、まさにその通りの年明けとなりました。

 

しかし、年初にお目にかかった経済界の方々や業界関係者は一様に明るい顔をされており、発言にもポジティブさが目立っていました。

 

戦後75年が経過して国内の社会インフラの老朽化も目立っており、大規模修繕やリニューアルが必要になっています。

また、相次ぐ地震や豪雨、火山噴火など、自然災害から国民の生命・財産を守る「国土強靭化」も待ったなしで進めていかなければいけません。

そのためにも、これからの日本では社会インフラ整備に膨大な投資を迫られています。

 

また、少子高齢化により生産年齢人口の減少が始まり、外国人労働者の雇用拡大など、いよいよわが国産業界でも「ダイバーシティ」が進むことになり、それにともない生活環境の整備も待ったなしとなっています。

今後加速がすすむAI・ロボットを活用した「Society 5.0」への対応など、様々な課題への取り組みも求められています。

 

それを解決するための投資も少なからず行っていかなければならず、日本では堅調な内需がしばらくは持続すると考えられます。

その意味では、今後の日本経済は、堅調な内需を背景に、変化が激しい国際情勢に臨機応変に対応する柔軟性を備えることが必要になります。

 

そのためには、全豪オープンテニス大会で優勝した大坂なおみ選手のように、プレッシャーに強い強靭な精神を備えた人材育成が欠かせません。

大坂選手は、昨年の大会で見せた弱い部分を克服し、別人格かと思うほどの成長ぶりを見せてくれました。

 

スキージャンプやサッカー、バドミントン、卓球、さらに囲碁など、最近は世界で活躍する日本人選手の話題に欠くことがありません。

経済界でも、こうした日本人スポーツ選手のようにポジティブマインドを備えた人材のさらなる輩出が求められています。