ワンストップ加工で顧客満足度アップ
“鋼材流通加工サービス業”を目指す
鋼材販売から加工、スクラップ回収までのワンストップ・ソリューションを実現
株式会社 キヨシゲ
加工センター(板金加工工場)
創業以来、“鐵”一筋
㈱キヨシゲは1960年にスクラップ回収業から事業をスタート。現在では、長年にわたって蓄積してきた鋼材に関する豊富な経験・ノウハウと最新情報をベースに、鋼板・鋼材の流通・販売、プレス・板金・形鋼の加工、スクラップ回収までのワンストップ・ソリューションを実現している。
「“鐵”(てつ)の入口から出口までをサポートすることで、お客さまに品質の追求とトータルコスト削減のためのベストな方法をご提案してきました。お客さまとともに繁栄できる関係づくり(共栄)が当社の使命と考えています。いまだ進化の途上にある“鐵”という素材に徹底的にこだわることで、産業界や社会に貢献していきたいと考えています」と小林光德社長は語っている。
代表取締役会長の小林茂氏
代表取締役社長の小林光德氏
M&Aを通じて加工機能を増やす
本社第1工場(シャーリング主体の切板工場)
小林茂会長は創業当初、プレス工場からスクラップを回収、処理することを主な事業としていた。回収したスクラップの中には再活用できる端材があり、それをプレス加工業者に販売する事業を始めた。すると端材だけでなく、切板などの鋼材も一緒に販売してほしいという要望が出てきたため、シャーリングを導入して、切板をはじめとする鋼材販売まで手がけるようになった。
すると今度は、プレスや板金など2次加工への要望が次々と寄せられるようになっていった。同社は加工設備を導入して2次加工の対応力を強化。当初はプレスへの対応が先行したが、量産品の海外流出が進むにつれ、次第に板金のウェイトが高まっていった。さらには、板金製品に使われるアングル・チャンネル・パイプなどの形鋼加工への要望が生まれ、取り扱う品目が増えていった。
2005年には形鋼の加工を主に手がけていた隣地の会社をM&Aで取得。2012年には市川市内でトラック向けのプレス部品加工を行っていた加工業者が後継者難で廃業することになり、鋼材を納入していた同社がM&Aで取得。「加工センター」に設置していたプレス機を移設し、プレス加工工場として「市川工場」を新設した。
左:本社第2工場(形鋼加工工場)/右:サーボプレスSDE-2025のブランキングライン(市川工場)
会社情報
- 会社名
- 株式会社 キヨシゲ
- 代表取締役会長
- 小林 茂
- 代表取締役社長
- 小林 光德
- 本社
- 千葉県浦安市鉄鋼通り2-4-3
- 加工センター
- 千葉県浦安市鉄鋼通り1-2-5
- 市川工場
- 千葉県市川市大町488-9
- 電話
- 047-351-7201(代表)
- 設立
- 1970年
- 従業員数
- 100名
- 事業内容
- 各種鋼板・条鋼・建材の販売、板金プレス加工、機械加工、その他金属加工、各種スクラップ販売、産業廃棄物運搬
つづきは本誌2015年10月号でご購読下さい。