Sheet now

モノづくり改革の一環でACIES-AJ、HG-ATCを導入

三協立山グループで店舗什器を生産

三精工業 株式会社

LINEで送る
Pocket

画像:モノづくり改革の一環でACIES-AJ、HG-ATCを導入2台の自動金型交換装置(ATC)付きベンディングマシンHG-1003ATC。2016年12月に導入している

三協立山のグループ会社

画像:モノづくり改革の一環でACIES-AJ、HG-ATCを導入川東貞幸製造部長(左)、團稔常務(中央)、笹谷誠社長(右)

三精工業㈱は、総合建材メーカーとして、ビル・住宅・エクステリアといった建材から、マテリアル、商業施設まで幅広く事業を展開し、業界トップクラスのシェアを持つ三協立山㈱のグループ会社。1969年、富山県高岡市でスチール家具の製造、販売および電気メッキ加工を事業とする㈱トヤマキンゾクとして設立された。

1973年に現在地に工場を移転、社名を三精工業㈱に変更した。事業は、店舗の商品陳列棚に使う棚板のプレス加工、板金加工で、材料の切断・抜きから、曲げ加工、溶接・組立工程を経て塗装まで行う一貫生産体制を構築している。現在は三協立山㈱タテヤマアドバンス社からの製造委託を受け、店舗用什器、サイン関連、製品陳列棚、商業用カウンターなどの製品や部品を製造している。

  • 画像:モノづくり改革の一環でACIES-AJ、HG-ATCを導入ファイバーレーザ複合マシンACIES-2512AJ。2連棚付きのセルラインで導入している
  • 画像:モノづくり改革の一環でACIES-AJ、HG-ATCを導入HG-1003ATCの自動金型交換中はシャッターが下り安全を確保する

三協立山の「VISION2020」に対応

三協立山では、人口減少や少子高齢化で国内市場は縮小すると予想している。一方で、新興国経済の伸張、環境意識の高まりなどで激しく変化する事業環境をチャンスと捉え、2011年に2020年までの長期事業目標「VISION2020」を策定した。

地球環境と暮らしへの貢献やグローバルな事業展開など未来志向のビジョンを共有しながら、各事業分野が培ってきた強みを発揮できる成長戦略を策定、ドメイン事業の構造改革を進めている。具体的にはリフォーム強化・非建材事業・海外展開を進めるために、既存技術を発展させた新分野への挑戦を掲げ、新たな価値の創造に取り組んでいる。

現在のドメイン事業は建材事業(三協アルミ社)、マテリアル事業(三協マテリアル社)、商業施設事業(タテヤマアドバンス社)、国際事業の4本柱。その中で、商業施設の出店構想からオープンまでのトータルプランニング、商業施設の内外装デザインの設計・施工、什器・サインシステム・メンテナンスシステムを提供するタテヤマアドバンス社のメイン製品を、グループ会社の三精工業が生産している。

  • 画像:モノづくり改革の一環でACIES-AJ、HG-ATCを導入生産実績・進捗情報はバーコードで読み取っている
  • 画像:モノづくり改革の一環でACIES-AJ、HG-ATCを導入同社で製造した店舗向け商品陳列棚

会社情報

会社名
三精工業 株式会社
代表取締役
笹谷 誠
住所
富山県射水市奈呉の江13-8
電話
0766-82-3131
設立
1969年
従業員数
166名
主要事業
店舗用什器の製造
URL
http://www.sansei-kougyou.co.jp/

つづきは本誌2017年6月号でご購読下さい。

LINEで送る
Pocket

関連記事

Sheet now記事一覧はこちらから