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「第5回 経営者フォーラム」開催

知的資産経営を活用した経営体質強化

Webを活用したマーケットイン型ビジネスも推進

株式会社 仁張工作所 代表取締役 仁張 正之 氏

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職業訓練法人アマダスクールが主催する「第5回 経営者フォーラム」が11月17日、FORUM246(神奈川県伊勢原市)で開催され、㈱仁張工作所(大阪府東大阪市)の代表取締役・仁張正之氏が「知的資産経営を活用した経営体質強化」と題して講演を行った。

今回も、アマダの各地のテクニカルセンター、サテライトセンター、営業所の全国5カ所へ同時中継を行った。聴講者は若手経営者や事業継承者を中心に、会場となったFORUM246が40名、5カ所の中継先が36名の合計76名となった。

以下、仁張社長の講演内容を一部抜粋して紹介する。

常に先を見据えた経営が必要

画像:知的資産経営を活用した経営体質強化㈱仁張工作所・代表取締役の仁張正之氏

私が事業を継承するにあたり、会社の存続のために採るべき方向性や考え方を明確に示した経営理念の必要性を感じた。

そこで3つの経営理念 ― 「私たちは板金加工を通じて良い商品を社会に提供し、安全で快適な生活空間を創造します」「私たちはお客様の満足を通じて仕事に誇りをもち、よりよい生活を実現し、働きがいのある会社づくりに努力します」「私たちは常に新しい板金加工技術について積極的に学び、自分たちのものとし、共有化することによって、技術レベルの高い信頼される会社を目指します」 ― を作成した。

経営者は常に原価意識を持ち、採算を合わすことを考える。景気が追い風の時に1年だけ利益を出すことは難しくない。しかし、会社を経営する以上は、どんな時代・経営環境でも、維持・発展できる方法を模索し続けなければならない。

私が社長になってからも国内産業の空洞化、リーマンショック、東日本大震災など、大きな変化が起こった。こうした経験を通じて、今の仕事はやがてなくなるかもしれない、仕事を待つ下請け型から、開発・提案型へ変わる必要があること、海外シフトが進む中、国内で仕事を続けるためには顧客の要求に細かく対応していく必要があること ― などを学んだ。

画像:知的資産経営を活用した経営体質強化超短納期を可能とするIT利活用による作業の流れ

つづきは本誌2018年1月号でご購読下さい。

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