特集

5Gをめぐる市場動向と将来展望(その1)

5G/IoTが切りひらく可能性 — 5G関連の計測ソリューションが好調

環境に配慮したグリーン調達でSCM構築

アンリツ 株式会社

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画像:5G/IoTが切りひらく可能性 — 5G関連の計測ソリューションが好調アンリツのRFコンフォーマンス試験機器。最新の無線アクセス技術5G NRの規格適合性検査に対応する

「安全・安心で快適」な社会づくりを支える

画像:5G/IoTが切りひらく可能性 — 5G関連の計測ソリューションが好調アンリツ㈱計測事業本部IoTテストソリューション事業部第2ソリューションマーケティング部の遠藤貴晴部長(右)と、同第1ソリューションマーケティング部の隨念英生課長(左)

アンリツ㈱は、1895年の創業以来一貫して進化を続ける情報通信の分野で、各種通信システムやサービス・アプリケーションの開発、品質保証に欠かせない計測器や食品・医薬品用異物検出機、重量選別機、遠隔監視制御システム、帯域制御装置などを製造・販売し、幅広い分野で、「安全・安心で快適」な社会づくりを支えている。

2019年3月期売上高は連結ベースで997億円。従業員数はグループ全体で3,778名となっている。主要な事業の売上構成比は、計測事業が68%、食品や医薬品の安全を支えるPQA(製品品質保証)事業が23%、その他が9%となっている。

売上の約70%を占める計測事業は、地域別売上で国内19%、米国32%、欧州・中東・アフリカ16%、アジアパシフィック33%となっており、海外売上高比率が81%と高い。計測事業の製造拠点は、国内が福島県郡山市と米国・カリフォルニア州の2カ所に構えている。

移動通信システムが2G、3G、4Gと進化する中で、同社はチップセット、通信モジュール、端末の各メーカーへ計測器、計測ソリューションを提供してきた。この経験を通して、無線通信のシグナリング・RF・プロトコル試験技術やノウハウを蓄積し、同社の強みとなっている。

画像:5G/IoTが切りひらく可能性 — 5G関連の計測ソリューションが好調サービス開始時点からの世界全体の加入者の推移

次世代通信システム向けソリューションで業績好調

同社は2020年1月、2020年3月期第3四半期の決算発表を行い、連結売上高を1,030億円から1,050億円に、連結税引き前利益を115億円から155億円に上方修正した。増益率は1.2%増から36.4%増に拡大する。業績上方修正は昨年10月に続き、今期2回目である。

好業績によって同社株価は上昇している。業績好調の要因は、世界的に第5世代通信システム(5G)関連計測器の販売が拡大していることによる。

同社は「有線通信」「無線通信」双方で「研究」「開発/設計」「製造」から「インフラ整備・保守」まで計測ソリューションを提供している。また、計測対象も従来のチップセット、通信モジュール、スマートフォン、タブレットに加えて、コネクテッドカー、家電、監視カメラ、機器リモコン、センサー(振動・温度など)、遠隔医療、AR/VR端末、モバイルバックホール/フロントホールなどの通信インフラまで拡大している。それぞれに対応した計測ソリューションをラインアップしている数少ない計測器メーカーであり、実用化が始まった5Gに対応したソリューションの販売拡大が好業績を牽引している。

  • 画像:5G/IoTが切りひらく可能性 — 5G関連の計測ソリューションが好調アンリツのスマートデバイス機能試験機器
  • 画像:5G/IoTが切りひらく可能性 — 5G関連の計測ソリューションが好調事業者受け入れ検証機器

会社情報

会社名
アンリツ 株式会社
代表取締役社長
濱田 宏一
住所
神奈川県厚木市恩名5-1-1
電話
046-223-1111
創立
1931年(1895年創業)
従業員数
連結3,778名(2019年3月31日現在)
事業内容
通信用計測機器等の開発・製造・販売
URL
https://www.anritsu.com/ja-JP/

つづきは本誌2020年3月号でご購読下さい。

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