特集

“強み”を生かして成長する板金モノづくり企業

設計から組立までワンストップで対応するアシスタントメーカー

3万5,000坪の敷地に11棟の工場建屋

株式会社 関東精工

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画像:設計から組立までワンストップで対応するアシスタントメーカー工作機械カバーの配線・電装組立工程

「より良いものを・より安く・より早く」

画像:設計から組立までワンストップで対応するアシスタントメーカー工場入口の石碑の前に立つ増田秀次会長

㈱関東精工は、油圧装置・医療機器・工作機械・産業機械のモジュール生産に対応し、板金設計から板金加工、溶接組立、機械加工、塗装、組立、配線・電装組立、検査、物流まで社内で一貫して行い、顧客価値を創造するアシスタントメーカーとして半世紀の歴史を持つ。

設計には15年以上前から3次元CADを導入。現在は9台を駆使し、紙図面はすべて3次元データに変換する。工場内にはネットワークが敷設され、全社・全工程で製品データを共有。加工・組立の正確性を追求するとともに、設計段階から自社の加工技術をベースとする提案型の営業を行う。徹底した品質管理のもと、「より良いものを・より安く・より早く」をモットーに、日々、顧客価値創造に取り組んでいる。

  • 画像:設計から組立までワンストップで対応するアシスタントメーカーファイバーレーザ複合マシンACIES-2515T-AJ(手前)。TK(テイクアウトローダー)付きで製品とスケルトンの仕分けを自動で行い、製品のみを自動倉庫MARS(奥)へ格納する
  • 画像:設計から組立までワンストップで対応するアシスタントメーカーファイバーレーザマシンENSIS-3015AJ

自動倉庫MARSを活用した独自のFMSライン

工場内には板金加工設備をはじめ、機械加工設備、洗浄・塗装設備(焼付・静電)と、さまざまな分野の最新設備が並ぶ。板金加工設備は、自動倉庫MARSを活用した独自のFMSライン。4´×8´材48棚、5´×10´材42棚の自動倉庫MARSは、2018年に導入したファイバーレーザ複合マシンACIES-2515T-AJと2013年に導入したパンチ・レーザ複合マシンACIES-2512Bがつながり、材料と加工済み製品を保管する。その後、生産情報に基づいてMARSから製品を出庫し、モジュール・ユニット単位で台車に積載、後工程の曲げ・溶接工程に配膳する。

工程進捗・実績管理は生産管理システムWILLを活用し、現場に設置された30台以上の端末で管理している。

  • 画像:設計から組立までワンストップで対応するアシスタントメーカー自動金型交換装置付きベンディングマシンHG-2204ATCによる長尺製品の曲げ加工。追従装置も装備している
  • 画像:設計から組立までワンストップで対応するアシスタントメーカー塗装前のカバーユニットが専用治具に載せられて自動で洗浄ブースに送り込まれる

会社情報

会社名
株式会社 関東精工
代表取締役会長
増田 秀次
代表取締役社長
増田 温美
住所
静岡県富士宮市西山2103
電話
0544-65-1540
従業員数
110名
主要事業
油圧ユニット、工作機械カバーユニット、工作機械クーラント装置、車両検査装置、ハイテク装置用外装カバー、印刷機周辺装置、木工機械板金部品、各種板金部品および各種装置などの製造事業
URL
http://www.kantoseiko.co.jp/

つづきは本誌2020年2月号でご購読下さい。

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