イージーオペレーションを実現するREGIUS-AJシリーズ
REGIUS-AJ導入で加工範囲を広げ、受注拡大を目指す
加工スピードの速さとポテンシャルの高さを実感 ― 生産性は2~3倍に改善
株式会社 キョウユウ技研
最新設備と高い技術で顧客ニーズに対応
1992年に創業された㈱キョウユウ技研は、長野県伊那谷の北部、天竜川の河岸段丘上に東西に広がる上伊那郡箕輪町にある。
創業者であり現会長の竹山春夫氏は3人の仲間とともに独立し、コーナーシャーとベンディングマシンを設備して同社を設立した。1994年に箕輪町に工場を建設し、移転。1996年に有限会社として法人化。2006年に株式改組したのを契機に林の一角に3,000坪の土地を購入して、現在の本社工場を建設した。それまでの本社工場は第2工場とした。
2代目社長誕生の経緯
2019年に2代目社長に就任した柴直樹社長は、創業メンバーの子息である。親が働いている工場が近所だったこともあって中学生の頃から工場に出入りしており、自然と板金加工に興味を持つようになっていった。パンチングマシンARIESの手ほどきを受け、高校生までは夏休みなどでまとまった時間があるときには現場で作業を手伝った。大学は県外だったこともあり板金とは離れたが、卒業後に竹山会長から誘いを受け、2001年に23歳で同社に入社。現場のさまざまな作業を経験し、展開・プログラムから品質管理、営業まですべての職種を経験した。
30代になると役職もつき、リーダーとしての責任感も身についた。35歳を過ぎると取締役部長に就任、2019年に41歳で2代目社長に就任した。
柴社長は「ものづくりが好きで小学生の頃からプラモデルづくりに熱中していました。工場で仕事を見るのも好きでしたが、自分が社長になるとは考えてもいませんでした。会長にもご子息がおられるので、『お前が後継者だ』と指名されても、いつかは戻ってきて事業承継をされるのだと思っていました。しかし、結果として2代目社長に就任することになり、私も覚悟を決めました」と、社長就任までの経緯を語る。
コロナ禍でも黒字決算
「当社の経営は必ずしも順風満帆ではありませんでした。特に2008年のリーマンショックでは売上が激減しましたが、なんとか切り抜けました。その後も大きな不況はありましたが、黒字基調でやってきました。2018年が売上のピークで、社長に就任した2019年は下降し始めた頃でした」。
「現在の得意先は80社あまり。売上の70~80%あまりを占める主要5~6社から受注する仕事はプラスチックのリサイクル機械、半導体検査装置、医療用機器、照明装置、食品機械、建築金物類などと幅広く、コロナ禍による落ち込みはありましたが一時的で、今年度の前期も黒字決算となりました」(柴社長)。
会社情報
- 会社名
- 株式会社 キョウユウ技研
- 代表取締役
- 柴 直樹
- 所在地
- 長野県上伊那郡箕輪町大字中箕輪15620-1
- 電話
- 0265-79-0601
- 設立
- 1996年(1992年創業)
- 従業員数
- 37名
- 主要事業
- 精密板金加工、各種筐体製作、各種機械設計製造・販売、各種溶接加工、レーザ加工
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