特集

ベンディング自動化の最新動向

最新ベンディングロボット用自動CAM「VPSS 3i ARBEND」

プログラム作成の自動化によりタクトタイムの大幅短縮を実現

株式会社アマダ ソフト商品推進部

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画像:最新ベンディングロボット用自動CAM「VPSS 3i ARBEND」

ベンディングロボット用プログラムを自動作成

アマダは2020年、ベンディングロボットシステムEG-6013AR・HG-1003ARs専用のプログラミングソフト「VPSS 3i ARBEND」をリリースしました。

VPSS 3i ARBENDは、曲げ加工のスキルや経験値がない方でもベンディングロボット用プログラムを自動で作成できる3次元CAMシステムです。

画像:最新ベンディングロボット用自動CAM「VPSS 3i ARBEND」左:アマダの板金モノづくりモデル「SEM」により実加工にちかいリアルな3次元曲げシミュレーションが実現した/右:成形突起形状と金型の干渉チェックや、周辺オプション装置との連動にも対応している

プログラム作業の課題を解決

ベンディングロボットシステムは、製品の曲げ順序、使用金型の選択などに加え、各工程でのロボットの姿勢や周辺装置との受け渡し動作を考慮する必要があります。

そのため従来、ベンディングロボットのプログラム作成時間は、プログラマの曲げ加工のスキルや経験値によって大きく影響を受けてきました。慢性的な人手不足により、曲げ加工のスキルや経験値を備えた専任担当者を早々に充員することは非常に難しく、それがベンディングロボットの導入を阻害する要因のひとつとなっていました。

また、プログラム作業の難しさ、負担の大きさにより、ベンディングロボットは小ロット製品には不向きとの評価が定着していました。

VPSS 3i ARBENDは、アマダの板金モノづくりモデルSEM(Sheetmetal Engineering Model)から、曲げ順序、使用金型選定、金型レイアウト、L値、D値と製品の1枚取りから突き当て、追従動作、製品搬出までの一連のロボット動作プログラムを自動で作成できます。プログラム作業を支援するさまざまな機能や洗練された操作性により、人手が不足している工場へのベンディングロボットの導入、小ロット製品への対応をサポートします。

つづきは本誌2022年11月号でご購読下さい。

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