Sheet now

オーダーメイドパネルによる環境空間を提案

8.4mの長尺パネル表面材の加工に対応

株式会社 ソーゴ 三重工場

LINEで送る
Pocket

画像:オーダーメイドパネルによる環境空間を提案最大長さ8.4m、幅900㎜モジュールの薄板0.4㎜、0.5㎜の抜き加工を行うパンチングマシンEM-2612MⅡ+RMP-3015N。6m超の材料を加工するときは補助テーブルを使用する

プレハブ冷凍冷蔵庫で国内トップクラスのシェア

画像:オーダーメイドパネルによる環境空間を提案㈱ソーゴ三重工場のスタッフ。後列・左から1人目が川北常美工場長

㈱ソーゴは冷凍冷蔵用断熱パネルや間仕切りパネル・防熱扉・ユニットクーラーなどの製造・販売を行っている。全国に6工場3支店16営業所を設けており、刻々と変化する時代の多様なニーズに合わせて、設計・開発・製造・販売・施工までを一手に担う。

「冷凍冷蔵用断熱パネル」は、物流倉庫・食品工場・スーパー・コンビニエンスストア・水産・農事などで使用される冷凍冷蔵庫、温度管理が必要な低温作業所などで使われている。「間仕切りパネル」は、食品工場・精密工場・製薬工場・研究施設などの温度管理・環境管理が必要なクリーンルームなどに使われている。

同社は顧客に提案営業を展開し、設計部門と連携したきめ細かい対応により、国内のプレハブ冷凍冷蔵庫業界においてはトップクラスの占有率を占めている。

工場6拠点による製造体制を確立

同社は1968年に東京都北区で冷凍冷蔵設備に使用される工具・銅管・継ぎ手などの卸業、㈲相互通商として創業した。1969年に本社を新潟市山木戸に移転、冷却器工場を新潟市北山に新設して、冷却器の製造・販売を開始。1974年に株式改組した。1981年にはプレハブ冷凍冷蔵庫の製造・販売を開始し、1985年に本社および冷却器部門を新潟市新崎に新設移転した。1989年に社名を現在の㈱ソーゴに変更した。

さらに1993年に北海道工場、1994年に東北工場、1995年に三重工場を開設。2001年に本社・新崎工場を東港プレハブ冷蔵庫工場に統合移転した。2003年からは広島工場や九州工場を開設し、工場6拠点による製造体制を確立した。

2019年からはノンフロンと規定されたHFO(ハイドロフルオロオレフィン)冷媒を使用した断熱パネルを開発。国土交通省の不燃材認定も取得し、製造・販売を始めた。

  • 画像:オーダーメイドパネルによる環境空間を提案6mまでの曲げ長さに対応できるベンディングマシンHD-3506NTによる曲げ加工
  • 画像:オーダーメイドパネルによる環境空間を提案0.4㎜、0.5㎜の薄板で長尺材なので扱いが難しい

提案営業によって黒字経営を継続

同社は提案営業によって黒字経営を長期間、継続している。

2018年度の売上は過去最高の141億7,000万円となった。直近の2020年度は新型コロナウイルスの影響を受けて建設工事が延期されたこともあり、124億7,500万円と前期比7.1%減となったが、経常利益は12億7,400万円の黒字となった。

現在は中期経営計画に基づき、主力のパネル事業についてさらなる効率化・省力化をテーマに、加工方法を含めたものづくり改革を進めている。パネル製品の原材料・ウレタンなどの無害化や再利用を考慮し、SDGs(持続可能な開発目標)への対応も視野に入れている。

  • 画像:オーダーメイドパネルによる環境空間を提案枠入れ・枠組みが終了した発泡注入前のパネルが並ぶ
  • 画像:オーダーメイドパネルによる環境空間を提案プレハブ型冷凍冷蔵庫の設置事例

会社情報

会社名
株式会社 ソーゴ
代表取締役社長
佐藤 重雄
本社
新潟県新潟市北区白勢町字上大曲69-14
三重工場
三重県津市芸濃町北神山1470-2
電話
059-265-5800(三重工場)
設立
1968年
従業員数
230名(三重工場35名)
主要事業
冷凍冷蔵用断熱パネルや間仕切りパネル・防熱扉・ユニットクーラーなどの製造・販売
URL
http://www.sg-sogo.co.jp/

つづきは本誌2022年1月号でご購読下さい。

LINEで送る
Pocket

関連記事

Sheet now記事一覧はこちらから