Industrie 4.0
日独連携を目的としたシンポジウムを開催
ドイツの中小企業について「Industrie 4.0の実践のためにサポートが必要」と語るエスリンゲン大学のライナー・ヴュルスリン学部長
日本とドイツが連携のプラットフォーム
ドイツ、バーデン=ヴュルテンベルク州国際経済学術協力公社(bw-i)は9月5日、「第4次産業革命の推進力」と題したシンポジウムを東京・品川で開催した。
バーデン=ヴュルテンベルク州はドイツ南西部に位置し、州内にはボッシュ、ケルヒャー、ダイムラー、フェスト、ポルシェ、SAP、トルンプ、ウルトといったグローバル企業が名を連ねる。また、企業の99%が従業員250人以下の中小企業で、「隠れたチャンピオン(hidden champions)」と呼ぶべき高い技術力をもつ中小企業も多い。
ドイツ南西部と日本は産業構造だけでなく課題の面でも多くの共通点をもつ。今年4月には、日本の経済産業省とドイツの経済エネルギー省が、IoTとIndustrie 4.0に関する日独協力の共同声明に署名を行った。そのため今回のシンポジウムには、日独両国の対話と連携のプラットフォームとしての役割が期待されている。
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