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多様な技術を有機的に結合させ、高品質・低価格の製品を短納期で提供

ファイバーレーザ複合マシンLC-C1AJをライン・単体運用で2台導入

暁化学工業 株式会社

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画像:多様な技術を有機的に結合させ、高品質・低価格の製品を短納期で提供①今年3月に導入したファイバーレーザ複合マシンLC-2515C1AJ+AS-3015NTK+ULS-3015NTK/②C1AJ用の加工データは、ブランク加工データ作成全自動CAM Dr.ABE_Blankで作成/③ファイバーレーザ加工に対応して、保護フィルムで被覆することで加工性能を向上させている

ネームプレート製造会社としてスタート

画像:多様な技術を有機的に結合させ、高品質・低価格の製品を短納期で提供米澤卓也社長(左)と子息の米澤剛さん(右)

暁化学工業㈱は板金・プレス・写真製版・シルク印刷・フォトエッチング・彫刻・プラスチック加工・焼付塗装などの多様な技術を有し、それぞれを有機的に結合させて高品質・低価格の製品を短納期で提供しており、「お客さまの要望には“No”といわない」をモットーとしている。

同社は1951年、石川県金沢市袋町でネームプレート製作工場として設立した。1952年には名古屋陸運局自動車登録番号標製作指定工場となり、石川県・富山県内で登録された車のナンバープレートを製作するようになった。さらに1954年には全国の河川に設置して、川の水量を測定するための「AKK式量水標」を開発、実用新案を取得した。1997年、それまでの工場では手狭になったことから、現在地(石川県金沢市打木町東1401)に本社工場を移転して現在に至る。

ネームプレートの製造会社としてスタートしたが、車のナンバープレート、量水標、各種標識板、銘板、金属製看板、箱文字、シルク印刷、樹脂加工品、インクジェットなどネームプレートに始まって、「あれもできないか」「これはどうか」という顧客からの要望に応じているうちに、いつの間にか多様な仕事をこなすようになった。社名に「化学」とあるのも、フォトエッチングを手がける関係で化学薬品を使うところからつけられた。

板金加工はバス車体部品加工が始まり

板金加工は日野車体工業の前身である金産自動車から、バス・トラックの艤装部品の仕事を受注するようになったのがきっかけ。現在は、日野自動車といすゞ自動車が合弁で設立した日野・いすゞの国内向けバスの製造を行うジェイ・バス㈱、日野自動車の架装部門である㈱トランテックスの1次サプライヤーとして、バス・トラックの車体部品の加工を手がけている。

また、同社のグループ会社に、JRや私鉄などで使用される制御盤を製造する電機メーカーがある。その会社の筐体や架台なども、同社が一手に製作している。その他にも工作機械、食品機械、医療機器などの板金部品から、サイン関係の箱文字製作まで、幅広く対応するようになった。

  • 画像:多様な技術を有機的に結合させ、高品質・低価格の製品を短納期で提供建設機械の部品(鉄・板厚3.2㎜)
  • 画像:多様な技術を有機的に結合させ、高品質・低価格の製品を短納期で提供制御BOX(SUS304#400・板厚1.5㎜)

会社情報

会社名
暁化学工業 株式会社
代表取締役
米澤 卓也
住所
石川県金沢市打木町東1401
電話
076-269-4555
設立
1951年
従業員数
63名
主要事業
バストラックの艤装部品、制御盤の筐体、架台、工作機械・食品機械・医療機器カバー、看板サインなどの板金加工
URL
http://www.akatsuki-kagaku.co.jp/

つづきは本誌2015年10月号でご購読下さい。

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