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アマダマシナリー、中・厚板、大板材に対応する新型ファイバーレーザマシンの販売を開始

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画像:アマダマシナリー、中・厚板、大板材に対応する新型ファイバーレーザマシンの販売を開始LC-VALSTER-6225AJ

板厚30㎜までの大板を高速・高品位に切断できる「LC-VALSTER-AJ」シリーズ

㈱アマダ㈱アマダマシナリーは、軟鋼など板厚30㎜までの大板を高速・高品位に切断できるファイバーレーザマシン「LC-VALSTER-AJ」シリーズを発表した。販売はアマダマシナリーが担当する。

「LC-VALSTER-AJ」シリーズには加工範囲が5´×10´サイズ(3.0×1.5m)の「LC-VALSTER-3015AJ」と、6.2×2.5mの「LC-VALSTER-6225AJ」の2機種があり、ファイバーレーザ発振器は3kW、6kW、10kWが搭載可能。また、周辺装置としてはシャトルテーブル、レーザパレットトランスファー(パレット自動交換装置)、最大15棚まで可能なオートストレージシステム(自動棚)などを組み合わせることで、長時間稼働にも対応できる。

アマダマシナリーはバンドソーや構機商品の発売実績を生かし、構機・鋼材業、厚板シャーリング業界、鉄骨ファブ業界、建設機械・産業機械・特殊車両市場など、中・厚板材料を使う幅広い業界のレーザ加工ニーズを開拓。2022年度は年間30台の販売を目標とする。

「モードコンバーター」、長焦点レンズ用ヘッドを搭載

アマダは2010年にファイバーレーザマシンを市場投入して以来、世代を重ねることに進化させ、薄板材料の加工を中心とした精密板金市場で年間900億円を売り上げるまでになった。今では同社の板金機械事業の売上の50%をレーザ関連商品が占めるまでになっている。

LC-VALSTER-AJは、アマダマシナリーが担ってきた厚板シャーリング市場、構機・鉄骨ファブ業界などへ向け、新たに投入した中・厚板、大板材加工向けのファイバーレーザマシンだ。高出力発振器と「モードコンバーター」を組み合わせることで高速ピアス加工と高品位加工を実現。また、発振器の高出力化にともない、中・厚板加工向け長焦点レンズ用の加工ヘッドを新たに開発した。

つづきは本誌2022年1月号でご購読下さい。

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