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天田財団、「創立30周年記念式典」「平成29年度助成式典」を開催

30年間での累計助成総額は24億1,593万円

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画像:天田財団、「創立30周年記念式典」「平成29年度助成式典」を開催記念式典会場

公益財団法人天田財団は11月25日、FORUM246ホール(神奈川県伊勢原市)で「創立30周年記念式典」「平成29年度助成式典」を開催した。当日は助成対象者を含め、塑性加工・レーザプロセッシング分野の研究者など180名が参加した。

「天田財団は産学官のつなぎ役」

画像:天田財団、「創立30周年記念式典」「平成29年度助成式典」を開催式典冒頭に挨拶をする主催者の天田財団・岡本満夫代表理事理事長

記念式典の冒頭で天田財団の岡本満夫代表理事理事長は「天田財団は1987年、㈱アマダの創設者である故・天田勇氏の個人資産を基金とし、助成を通じて日本の産業および経済の発展に寄与するために設立されました。金属等の塑性加工分野の研究に対して助成を続けているほか、2007年からは時代の要請に応えてレーザプロセッシング分野への助成を開始しました」。

「2011年に公益財団に移行。名称を公益財団法人天田財団に改め、研究開発助成・国際交流促進助成とその普及啓発事業を柱とする広汎な活動を展開するなど、これまでに塑性加工やレーザ技術の研究、国際交流を対象に累計1,553件、24億1,593万円を助成してきました」。

画像:天田財団、「創立30周年記念式典」「平成29年度助成式典」を開催祝辞を述べる来賓の経済産業省製造産業局・岡本繁樹室長

当財団が担う公益事業は、金属等の加工に関する優れた研究活動や国際交流への助成、そしてその助成研究成果を普及・啓発することです。また、当財団が産学官のつなぎ役となり、研究成果を産業界に普及・啓発することを使命と考えており、これからも社会で活用される研究を支援していきたい」と挨拶した。

この後、来賓を代表して経済産業省製造産業局素形材産業室の岡本繁樹室長は「日本のモノづくりに貢献されてきた天田財団の活動 ― とりわけ、助成研究の産業界への普及・啓発に積極的に取り組まれてきたことに敬意を表します。『Connected Industries』に対応して、これからのモノづくりは大きな変革が求められます。天田財団の事業がこれからも日本のモノづくりに貢献されることを期待します」と祝辞を述べた。

続いて、来賓の一般社団法人日本塑性加工学会の吉田一也会長日刊工業新聞社の井水治博取締役社長㈱アマダホールディングスの磯部任社長が挨拶。最後に挨拶した磯部社長は「研究に終わるのではなく、社会に実装されることを期待したい」と参加者に呼びかけた。

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