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「メカトロテックジャパン2023」(MECT2023)開催

スキル差に左右されないものづくりを提案

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画像:スキル差に左右されないものづくりを提案アマダはファイバーレーザ複合マシン「EML-2512AJe」を出展。「LIS」を搭載し、ノズル・保護ガラスの点検やビームの芯出し作業を自動化する

過去最大規模、過去最多の出展者数で開催

国内最大級の工作機械見本市「メカトロテックジャパン2023」(MECT2023)が10月18~21日の4日間、ポートメッセなごやで開催された。主催はニュースダイジェスト社。

今回は、新設された新第1展示館を含むポートメッセなごやの全展示館を利用し、展示規模は過去最高の2,103小間(前回2021年比17.2%増)となった。出展者数も過去最多の492社・団体(同15.5%増)で、そのうち64社(同28.0%増)が初出展だった。期間中の来場者数は7万7,225名(同12.0%増)で、コロナ前の「MECT2019」(9万244名)にはおよばないものの、着実に回復している。

  • 画像:スキル差に左右されないものづくりを提案「Y3軸バックゲージ」「タブレットHMI」「Bi-SⅡ」などの支援機能が充実した自動金型交換装置付きサーボベンディングマシン「EGB-6020ATCe」
  • 画像:スキル差に左右されないものづくりを提案溶接線の補正作業を自動で行う「AI-TAS」を搭載したファイバーレーザ溶接システム「FLW-3000ENSISe」

スキル・知識量に左右されないものづくりを提案

板金加工機械としては、アマダがファイバーレーザ複合マシン「EML-2512AJe」、自動金型交換装置付きサーボベンディングマシン「EGB-6020ATCe」、ファイバーレーザ溶接システム「FLW-3000ENSISe」、製造DXソリューション「LIVLOTS」を出展。作業者の負担を軽減し、スキル・知識量に左右されない安定したものづくりを実現する各種支援機能やソリューションを提案した。

EML-2512AJeは、同社のファイバーレーザマシンが先行搭載していた「LIS」(Laser Integration System)を実装し、ノズル・保護ガラスの点検やビームの芯出しなどの作業を自動化。レーザ切断した製品をブリッジ成形で挟み込む新ジョイントレス工法「LB-JH加工」の実演も行った。

EGB-6020ATCeは、マシン本体と自動金型交換装置(ATC)を合わせた横幅が3.9mとコンパクトで、汎用ベンダーの横に金型ラックを並べたときのスペースと同等。ATCのほか、従来は困難だった複雑形状の突き当てを可能とする「Y3軸バックゲージ」、ガイダンス機能で作業者を支援する「タブレットHMI」、最終角度表示機能などで安定加工を実現する新角度センサー「Bi-SⅡ」などの支援機能を紹介した。

FLW-3000ENSISeは、東京大学と共同開発したティーチングアシストシステム「AI-TAS」を搭載。複雑な操作や設定をすることなく、ワークごとに必要な溶接線の補正作業を自動で行うことができる。

つづきは本誌2023年12月号でご購読下さい。

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