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チャレンジを支えるネバーギブアップ精神

一級品をつくる技術を培う

正幸産業 株式会社

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画像:チャレンジを支えるネバーギブアップ精神①パンチ・レーザ複合マシンACIES-2512B+ASR-2512NTK/②ACIESで加工した製品

創業はプレス加工企業、ゲーム機関連で成長

創業者の中島久幸会長は1949年生まれの66歳。中学卒業後、長崎から上京し、兄が勤めていた東京都大田区内のプレス工場に就職。定時制高校に通いながらプレス加工をはじめ、様々なノウハウを学んだ。独立心が強く、7年目を迎えた1971年、2人の兄を頼って上京した弟と2人、神奈川県川崎市のある工場内に3坪ほどのスペースを借り、プレス2台とボール盤1台で中島製作所を創業した。翌年には大田区西六郷の貸し工場へ移転した。

兄弟は不眠不休でプレスを踏み、得意先が要求する納期・コストに対応。ところが周辺から苦情がでるようになり、移転を考えるようになった。1973年に正幸産業㈱に社名を変更して法人化、1974年には神奈川県川崎市内に敷地面積12坪、2階建ての工場を購入、プレス機5台、社員も5名になった。

その頃から東京都大田区内のゲーム機のトップメーカーから、プレスでゲーム機の部品を加工する仕事を受注した。1982年、大田区西六郷に工場を建設・移転するが、1988年、ゲーム機メーカーが千葉県佐倉市に事業所を開設するにともない、同社も帯同。西六郷の土地が高値で売れ、移転費用の大半を賄うことができた。

画像:チャレンジを支えるネバーギブアップ精神左:中島久幸会長(右)と中島謙慈社長(左)/右:中島宜裕工場長

設備を活かしきるためにノウハウを蓄積する

中島会長は「製品づくりは設備と技術の集約により成り立つと考えています。それに、熱い気持ちで理想を求める人の“目”が必要です。当社は“チャレンジ&ネバーギブアップ”であらゆる努力を惜しみません。より正確に、より安全に『夢をカタチに』するための環境整備が必要です。その設備をどのように活かし切るのか、というノウハウも必要です。技術を正しく見つめる目を養い、 最新設備を導入して、 確実な製品づくりを支える技術を培っていくことを経営理念に掲げています」と、創業以来の経営理念を語る。

  • 画像:チャレンジを支えるネバーギブアップ精神ASTROで曲げ加工したゲーム機の部品
  • 画像:チャレンジを支えるネバーギブアップ精神ベンディングロボットASTRO-100NT+ASTROMP-20+HDS-1030NTRで曲げ加工したゲーム機の部品
  • 画像:チャレンジを支えるネバーギブアップ精神溶接作業を待つ仕掛品
  • 画像:チャレンジを支えるネバーギブアップ精神組立が完了したフレーム構造の盤筐体

会社概要

会社名
正幸産業 株式会社
代表取締役会長
中島 久幸
取締役社長
中島 謙慈
住所
千葉県佐倉市六崎1611-1
電話
043-486-8815
設立
1973年
従業員数
50名
主要事業
板金・プレス加工、試作、設計
URL
http://www.shoko-s.co.jp/

つづきは本誌2015年11月号でご購読下さい。

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