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「厨房設備機器展」開催

ポスト五輪への危機感が高まる

多様化への対応からニッチ市場・異業種・異分野へのチャレンジを強化

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画像:ポスト五輪への危機感が高まるホシザキは同社初のベーカリー向け商品としてドゥコンディショナーを出展。これを含む計8機種の新商品を展開した

ポスト五輪への危機感が高まる

泊・外食・中食・給食産業向け厨房機器の専門展示会「第18回 厨房設備機器展」が2月20日から23日までの4日間、東京ビッグサイトで開催された。主催は、一般社団法人日本厨房工業会と一般社団法人日本能率協会。同展は、3つの展示会で構成された合同展示会「HCJ2018」のひとつ。3展合計で出展者数は906社・団体、来場者数は同8.6%増の6万1,191人となった。

会場では「2020年の東京五輪へ向け、首都圏のホテル向けや飲食店向けを中心に足もとの受注は好調」という声が大半を占めた。しかしその一方で、多くの出展者が「2018年か2019年がピーク」とコメントしており、「ポスト五輪への危機感が次第に高まっている」(日本厨房工業会)。

厨房機器市場は、中長期的には人口減少により縮小していくとの見方が強い。そうしたなかで厨房機器メーカー各社は、人手不足を背景とした自動化・省力化という“旬”のテーマに対応するだけでなく、ニッチ市場への対応を強化していた。

「コンビニや飲食店だけでは勝ち残れない」(ホシザキ)、「大手チェーンだけでは苦しくなる。これからは多様化への対応が重要になる」(タニコー)といったコメントが象徴的だった。

  • 画像:ポスト五輪への危機感が高まるコメットカトウは庫内容量30リットルの家庭用電子レンジと同じサイズの小型スチームコンベクションオーブンを出展
  • 画像:ポスト五輪への危機感が高まるマルゼンはオートリフト機能付きで、調理時間が異なる少量の調理に最適化したダブルオートリフトフライヤーを出展

つづきは本誌2018年4月号でご購読下さい。

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