特集

変化対応力と設備力で競争に打ち勝つ板金企業

お客さまのイメージをカタチにする創造企業を目指して

3台のSheetWorksと設備力・技術力が強み

有限会社 シンケン

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画像:お客さまのイメージをカタチにする創造企業を目指して①D-WEBERとシンケンがタッグを組んで製作した宅配ボックス「TOUROU」。見た瞬間から興味が湧くオブジェのようなものを、との思いからデザイン性を重視した製品となっている/②開いて荷物を取り出すことが楽しくなるようなデザインになっている

工業デザイナーと協業して宅配ボックス「TOUROU」を製作

画像:お客さまのイメージをカタチにする創造企業を目指して神谷啓介社長(左)と神谷浩会長(右)

2020年11月、愛知県安城市の㈲シンケンは同市で幅広い工業デザインを手がける㈲D-WEBER(社長・水野健一氏)と協業して製作したデザイン性の高い宅配ボックス「TOUROU」動画)を発表した。

D-WEBERは2018年よりプロジェクトブランド「4DESIGN by D-W」を展開、愛知県の瀬戸焼「宝玉」をシンガポールで発表して「ASIA DESIGN PRIZE 2019」を受賞。2019年には沖縄琉球ガラス村と琉球ガラス「波琉寿(パルス)」を発表して「ASIA DESIGN PRIZE 2020」を受賞した。2020年8月には地元企業とスチールパイプ椅子「リバース」を発表し、素材と加工技術を生かしたデザイン性の高い作品を発表している。

今回、シンケンとD-WEBERがタッグを組んで製作した製品は宅配ボックス「TOUROU」は、暗闇を照らし安全に人を導き守る存在だったと言われる灯籠からヒントを得ている。コロナ禍で巣ごもりが増え、通販ビジネスが拡大し、戸建て・集合住宅向けに宅配ボックスの需要が増加、そのほとんどは板金製品だ。

「TOUROU」は宅配ボックスとしての機能でなく、オブジェとしてのデザイン性を重視した製品となっている。

神谷啓介社長は「水野社長とは、宅配ボックスとしての機能はスポイルしても良い、見た瞬間から興味が湧くオブジェのような宅配ボックスをつくろうと相談し、このカタチになりました。TOUROUは当社の加工技術をPRする広告塔と考えています。板金加工の技術でこんな発想の宅配ボックスができるというポジティブなメッセージをみなさんに伝えたかった」という。

画像:お客さまのイメージをカタチにする創造企業を目指して左:レーザマシンLC-1212αⅣNT/右:ベンディングマシンHG-1303(奥)とEG-6013(手前)が並ぶ曲げ工程

安城市内のものづくり企業の連携を考える

「安城市内のものづくり企業は、トヨタ自動車関連の仕事をされているところが多い。そうした中、市当局は金属加工や板金加工、プレス加工の企業が相互に連携する新しい事業モデルの構築を目指し、私も当初から参加しました」。

「活動を通して、今まで遠方に外注していた仕事が近場で賄えることや自社にはない技術を持っている企業を発見しました。今後は市内の製造業が連携した新商品の開発や、事業継続計画(BCP)対策などで困ったときに協力し合える関係の構築にも取り組んでいきたい」(神谷社長)。

  • 画像:お客さまのイメージをカタチにする創造企業を目指して溶接工程
  • 画像:お客さまのイメージをカタチにする創造企業を目指して装置カバー

会社情報

会社名
有限会社 シンケン
代表取締役社長
神谷 啓介
所在地
愛知県安城市東端町南用地64
電話
0566-92-3133
設立
1997年(1983年創業)
従業員数
16名
主要製品
特殊車両部品、工作機械カバー、産業用車両部品
URL
http://sinken3133.co.jp/

「TOUROU」の紹介動画

つづきは本誌2021年2月号でご購読下さい。

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