ENSIS-AJ 導入事例

生産量が60%以上アップ、新規開拓も実現

「知的資産経営報告書」が事業拡大につながる

株式会社 ホーユーウエルディング

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画像:生産量が60%以上アップ、新規開拓も実現2019年5月に導入したファイバーレーザマシンENSIS-3015AJ(9kW)

溶接を一生の仕事に ― 36歳で創業

画像:生産量が60%以上アップ、新規開拓も実現豊枡裕二社長(右)と豊枡コズエ専務(左)

㈱ホーユーウエルディングは、2006年、当時36歳の豊枡裕二社長が同僚2名とともに大阪府豊中市で創業。2007年に法人化するとともに、本社・工場を現在の兵庫県伊丹市に移転した。

豊枡社長はかつて溶接工として勤務し、就職した時から漠然とではあるが「独立したい」との思いがあった。働きながら仕事の楽しさ・きびしさを知り、23~24歳頃に溶接を一生の仕事にすることを決心し、36歳でホーユーウエルディングを創業した。

その翌年、以前勤めていた会社が溶接工程を分離することになり、溶接工場と溶接工をまるまる引き取った。

画像:生産量が60%以上アップ、新規開拓も実現左:ENSIS-AJで加工した軟鋼・板厚19㎜の製品。切断面品質に問題はなかった/右:2018年に導入したレーザマシンLC-1212αⅤ

積極的な設備投資が奏功

2008年のリーマンショックにより仕事は減少した。にもかかわらず、2009年に隣の工場が廃業したのを機に借り上げ、合わせて敷地300坪・建物250坪の工場とした。また、切断・曲げ・溶接の自社一貫生産を実現するため、新たに3次元レーザマシンとベンディングマシンを導入した。

「リーマンショック後、営業に行きましたが、『材料仕入れから溶接まで一貫して対応できないと新規開拓は難しい』と考え、3次元レーザマシンとベンディングマシンを導入しました。差別化と、宣伝・話題づくりの目的もあって、3次元レーザマシンを選びました」(豊枡社長)。

この積極的な設備投資が功を奏した。前職で同僚だった吉野雅和常務が、「そういう設備があるなら一緒に仕事をしたい」と同社に入社。前の勤め先の了承を得て、かつて取引していた得意先に新たに口座を開設してもらうことができた。

豊枡社長は「マシンとそれを動かすヒト、そして社員7名が食べていけるだけの仕事が同時に入ってきました。逆境はチャンス、危機は転換の契機と実感しました」と振り返る。

  • 画像:生産量が60%以上アップ、新規開拓も実現曲げ工程には2台のベンディングマシンを設備している
  • 画像:生産量が60%以上アップ、新規開拓も実現TIG溶接作業

会社情報

会社名
株式会社 ホーユーウエルディング
代表取締役
豊枡 裕二
住所
兵庫県伊丹市森本9-14
電話
072-775-6440
設立
2007年(2006年創業)
従業員数
30名
事業内容
レーザ加工、曲げ加工、鉄・ステンレス・アルミ溶接、板金、薄板加工、製缶、配管
URL
http://www.hoyu-welding.co.jp/

つづきは本誌2019年12月号でご購読下さい。

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