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日本ベネックス、新型蓄電池システム導入でエネルギー需給の最適化に対応

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画像:日本ベネックス、新型蓄電池システム導入で エネルギー需給の最適化に対応EVリユース蓄電池システム。コンテナは高密度積載設計技術を持つ日本ベネックスが製造しており、従来品の2倍の積載効率を実現している

板金業界でもSDGsやESGへの取り組みが顕著に

板金業界でも「SDGs」(持続可能な開発目標)「ESG」(環境・社会・ガバナンス)への取り組みが顕著になってきた。とりわけ2020年10月の「2050年カーボンニュートラル宣言」を受けて、こうした傾向が強まっている。

世界規模で環境問題・社会問題を解決することが求められている。そのため、企業に投資をする銀行や投資家の投資判断に、企業のSDGsやESGへの取り組みを考慮する傾向が強くなっている。

板金業界ではじめて「SDGs私募債」を発行

㈱日本ベネックス(本社:長崎県諫早市、代表取締役社長:小林洋平氏)は、2012年に環境エネルギー事業に参入。それ以来、再生可能エネルギー普及のための課題に取り組む一方、精密板金加工技術を基盤として、大型映像装置、産業・メカトロ機器、空調冷熱機器製造など幅広い事業を展開している。そんな同社の2つの取り組みが今、注目を集めている。

1つ目の取り組みは、十八銀行を引受先とする無担保社債「SDGs私募債」を板金業界で初めて発行したことだ。

「SDGs私募債」とは、私募債(少数の投資家や金融機関が直接引受する社債)を発行する際に発生する手数料の一部を活用して、SDGs関連団体へ寄付を行う仕組み。これにより、発行額の0.1%相当が十八銀行を通して二酸化炭素の抑制支援や環境保全に取り組む公益財団法人日本環境協会に寄付された。

新たなEVリユース蓄電池システムの導入

2つ目の取り組みは、電気自動車(以下、EV)のリユース蓄電池を用いた新型の蓄電池システムを住友商事㈱、富士電機㈱と共同開発したことだ。

つづきは本誌2021年6月号でご購読下さい。

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