特集

2020年を展望する

新春アンケート調査

停滞感が増すも、先行きへの展望は明るい

「5G」など社会インフラ投資への期待が大きい/「人材」の問題は依然深刻 ― 生産管理・自動化を検討

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画像:停滞感が増すも、先行きへの展望は明るい「ハノーバーメッセ2019」では「5G」に注目が集まった ©Deutsche Messe

小誌では恒例の「新春アンケート調査」を11月下旬に実施した。小誌の定期購読者と、これまで取材で訪問した企業の中から500社を抽出し、アンケート調査を行った。期限までに回答があったのは190件だった。

結果を見ると、2020年の国内景気の見通しは「悪化」が増加し、停滞感が広がっているものの、先行きへの前向きな展望が見られた。「米中貿易摩擦」への関心が高く、プラス要因としては「5G」をはじめとする社会インフラ投資への期待が増している。

「課題」としては引き続き「人材確保」「人材育成」への関心が高く、設備投資の検討対象として「曲げ工程(ATC)」が急伸した。「IoT」への期待はやや薄れたが、「生産管理」への関心は依然として高いことがわかった。新規参入を検討している「業種」としては「医療機器」が8年連続で最多となった。

以下、集計結果と、そこから読み取れる業界展望をまとめた。

Q1 2020年の国内景気の見通し

画像:停滞感が増すも、先行きへの展望は明るい

「悪化」が急増 ― 「横ばい」「悪化」で70%超に

「2019年より悪化する」が前回比13.1ポイント増の31.9%となった。2年連続で10ポイント以上増加した。「見通しがつかない」も8.9ポイント増の16.0%となった。)

一方、前回過半数を占めた「現状と変わらない横ばいが続く」は18.2ポイント減、「2019年より好転する」は3.7ポイント減となり、停滞感・不透明感がさらに増している。

つづきは本誌2020年1月号でご購読下さい。

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