特集

第35回 優秀板金製品技能フェア 優秀作品紹介(その1)

4年ぶりのリアル開催となった「優秀板金製品技能フェア」表彰式

Web方式の閲覧・投票が定着し、グローバルイベントへと進化

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画像:4年ぶりのリアル開催となった「優秀板金製品技能フェア」表彰式「第35回優秀板金製品技能フェア」の表彰式会場

4年ぶりのリアル開催

画像:4年ぶりのリアル開催となった「優秀板金製品技能フェア」表彰式主催者挨拶を述べる職業訓練法人アマダスクール・伊藤克英理事長

職業訓練法人アマダスクールは3月18日、AMADA FORUM(神奈川県伊勢原市)で「第35回優秀板金製品技能フェア」(以下、板金フェア)の表彰式を開催した。第31回(2018年度)以来4年ぶりのリアル開催で、官公庁などの来賓、受賞した企業・学校、全国シートメタル工業会会長企業など計100名以上が参加した。

今回の板金フェアは、コロナ禍の中で2020年度(第33回)から始まった「WEB投票」が定着してきたことにより、グローバル化が大きく進展した。

応募総数215点のうち、国内からの応募は138点(企業124点、学生14点)、海外からの応募は77点(企業72点、学生5点)だった。海外からの応募の割合は35.8%で、全体の1/3を超えた。第1段階審査投票数は864票。そのうち海外からの一般投票は517票で、前回(第34回)の約1.5倍に増え、全体の59.8%を占めた。

Web方式の採用でグローバルな広がり

表彰式の主催者挨拶で、職業訓練法人アマダスクール・伊藤克英理事長は、グローバルなイベントへと発展しつつある板金フェアの展望について、次のように語った。

「今回は215点の応募をいただき、そのうち77点は海外17カ国からの応募でした。投票はWeb方式を採用し、国内外から864票の投票をいただきました。そのうち海外からの投票は24カ国・517票で、名実ともに当フェアがグローバルな広がりを見せていることを証明してくれました」。

「今後、我が国の少子化と高齢化はますます進み、加工設備の自動化や知能化がさらに進むと考えられます。その反面、高度な技術・技能の継承者の育成がますます難しくなっていきます。当フェアが、板金エキスパートを目指す若いみなさまにとってひとつの目標となり、励みとなって、技術・技能の向上の一助となればさいわいです。当フェアが今後もさらに進化・発展し、国内はもとより、世界のシートメタル業界に少しでも貢献できるよう、ご支援・ご協力をお願いします」。

つづきは本誌2023年5月号でご購読下さい。

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