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「2018国際ウエルディングショー」開催

溶接工程のIoT対応・ロボット化がすすむ

レーザ溶接システムが多数出展

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画像:溶接工程のIoT対応・ロボット化がすすむアマダは新製品としてファイバーレーザ溶接ロボットシステムFLW-3000ENSISを出展

溶接・接合技術の専門展示会「2018国際ウエルディングショー」が4月25日から28日までの4日間、東京ビッグサイトで開催された。

今回の出展者数は247社・団体、会期中の来場者数は10万428 名。前回東京開催(2014年)に比べ、出展者数は14.9%増、来場者数は4.8%増となり、活況だった。

IoT対応・ロボット化がすすむ

4年前と比べると、人手不足を背景に、自動化とIoT対応を強調した展示が目立った。

なかでもパナソニックは、工程管理や生産性・品質の向上を実現するソリューション「製造オペレーションマネジメント」を大きくPRした。これは、生産スケジューラーの計画系システム、購買・在庫・受注・出荷管理を行う基幹系システム、原材料・工程・完成品管理など製造現場の製造実行系システムをつなぎ、トータルで管理するソリューション。さらに、これらのコネクテッドソリューションにより、工場全体の構想策定と課題の見える化・解決を支援する。

ダイヘンは、IoT溶接品質管理システム「WeldEye」を参考出品。溶接に関わるあらゆるデータをつなぎ、溶接の前工程(文書管理・製造計画)、本工程(製造)、後工程(検査試験・品質記録)をクラウドで一括管理できるとした。

ファナックと安川電機は、溶接現場での協働ロボットの活用をPRした。ファナックは、協働ロボットが溶接治具へのワークのセットと治具間の搬送を行い、もう1台のアーク溶接ロボットが溶接を行うシステムの実演を行った。協働ロボットは安全柵が不要なことから、省スペースで自動化と生産性向上を実現できる。安川電機は可搬性の協働ロボットを出展し、フレキシブルな生産プロセスを実現できるとしていた。

  • 画像:溶接工程のIoT対応・ロボット化がすすむパナソニックは工程管理や生産性・品質の向上を実現するソリューション「製造オペレーションマネジメント」をPR
  • 画像:溶接工程のIoT対応・ロボット化がすすむファナックは、協働ロボット(手前)がワークをセットし、アーク溶接ロボット(奥)が溶接を行うシステムを出展

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