研究室訪問

Cu/Alの高品位レーザ接合で社会の持続的な発展に貢献する

広島大学大学院 先進理工系科学研究科 岡本 康寛 教授

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画像:Cu/Alの高品位レーザ接合で社会の持続的な発展に貢献する広島大学大学院 岡本康寛教授

銅とアルミの異種金属溶接技術について研究

広島大学大学院 先進理工系科学研究科・岡本康寛教授の研究テーマ「斜角照射法とメッシュインサート材を用いたCu/Alの高品位レーザ溶接」が、天田財団の2025年度「重点研究開発助成(課題研究)」にレーザプロセッシング分野で採択された。岡本教授は銅とアルミニウムの異種金属溶接技術の開発をテーマに研究を行っている。

岡本教授は1992年4月に岡山大学 工学部 機械工学科に入学し、1998年3月に同大学院 機械工学研究科を修了すると、翌4月から同大学 工学部の助手となり、2025年3月までの26年間、岡山大学で研究を続けてきた。その間、2004年に大阪大学で博士(工学)を取得、2006年にはドイツのフラウンホーファー・レーザ技術研究所、アーヘン工科大学の客員研究員を約1年間務めた。

岡本教授はこれまで岡山をベースとして高エネルギービーム加工による生産プロセスの高度化を目指して、レーザ微細加工およびマイクロ加工を主として、各種学協会を通じて国内外の企業・研究者と連携しながら教育・研究活動に取り組んできた。

レーザビームを用いた新しい加工法を研究

修士までは放電加工を研究していたが、助手になってからレーザ加工の研究を始めた。研究室を選ぶ段階で機械加工と特殊加工があったが、特殊加工の方が「新しくておもしろそう」と感じ、特殊加工学研究室を選択した。科学技術の

進展にともなって工業用材料の特性は高度化しており、従来の加工法では加工の困難な材料や複雑かつ微細な形状の加工が多くなってきている。特殊加工の研究には電気や光、磁気などを用いた新しい加工法や未来の加工法に関したさまざまな研究がある。その中で、岡本教授はエネルギービームを用いるレーザ加工を主に研究してきた。

2025年4月に広島大学に異動したことについて、岡本教授は「山本元道先生や山田啓司先生など材料加工系の研究者、プラズマ関係でレーザを扱う研究者、半導体関係の研究者などレーザに関わる方が多いことや、自宅の倉敷から近いことなども含めて良いご縁をいただきました」という。

  • 画像:Cu/Alの高品位レーザ接合で社会の持続的な発展に貢献する出力1.0kWのブルーレーザ発振器
  • 画像:Cu/Alの高品位レーザ接合で社会の持続的な発展に貢献するレーザを使った実験装置

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