高密度パルス電流と塑性加工を組み合わせる電流アシスト成形加工技術の研究
熊本大学 先進マグネシウム国際研究センター 顧少杰 助教
8年前に来日、名古屋大学で学位取得
熊本大学 先進マグネシウム国際研究センター・顧少杰(グシャオジェ)助教
熊本大学 先進マグネシウム国際研究センター・顧少杰(Gu Shaojie)助教の研究テーマ「高密度パルス電流と塑性加工を融合したKUMADAIマグネシウム合金の構造制御と加工性向上」が、天田財団の2025年度「一般研究開発助成」に塑性加工分野で採択された。
顧助教は中国・安徽省出身で、2008年に内モンゴル科学技術大学に入学し、2013年に上海にある国家重点大学の同済大学大学院に進学。2017年10月に名古屋大学大学院 工学研究科 マイクロ・ナノ機械理工学専攻で学ぶために来日し、日本語を学びながら2022年に巨陽(Ju Yang)教授(2023年に退官)の研究室で博士後期課程を修了。「高密度パルス電流によるニッケル基超合金インコネル718のひずみ硬化の緩和と、き裂発生の遅延」の研究において、金属材料の構造・機能制御の可能性を実証し、博士(工学)を取得した。
2022年4月から2024年9月まで、名古屋大学 工学部の特任助教となり、巨陽教授の研究室でパルス電流や電子風力を用いた非平衡状態下での金属材料の構造制御および、構造・力学特性の相関解析に従事。特に、二相ステンレス鋼およびチタン合金における異質構造形成と高機能化を目的とした革新的プロセス開発を進めた。
そして、同年10月から熊本大学 先進マグネシウム国際研究センターの助教に着任して、河村能人教授、森田康之教授の指導のもと、高密度パルス電流処理技術を活用し、先進マグネシウム合金など、軽金属材料の新たな構造制御技術および加工性改善手法に関する研究に従事している。主な研究テーマはマグネシウム合金などの軽金属材料に対する電流アシスト成形加工技術の開発となっている。
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