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好業績を背景にIoT対応を進める台湾板金業界

2018年の台湾のGDP成長率は2.4%

「5+2」産業イノベーション計画を推進

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画像:2018年の台湾のGDP成長率は2.4%

2017年のGDP成長率は2.86%

台湾行政院主計総処(以下、主計総処)によると、台湾の2017年第4四半期(10-12月期)の実質GDP成長率は前年同期比3.28%で、7期連続のプラス成長となった。通年では前年比2.86%となり、1月発表の速報値(2.84%)から0.02ポイント上方修正した。

主計総処はその主因として、世界経済の回復を背景に10-12月期の輸出が半導体や電子部品などを中心に前年同期比10.49%増と2ケタの増加を続けていることを挙げている。半導体が主力輸出品目である台湾では、輸出を牽引役に高成長が続いている。GDPに占める半導体輸出比率は、2017年には18.5%と高水準にあり、半導体産業の重要性が高まっている。

民間消費も、10-12月期は前年比2.89%増と、ゆるやかながらも3四半期連続で伸びを高めている。その結果、主計総処は、2017年の実質GDP成長率を2.86%とした。2018年の見通しでは、輸出需要が一巡し、伸びもゆるやかに鈍化することなどから、実質GDP成長率を2.42%と予測している。

台湾のシンクタンクや国際機関の予測は、主計総処より低い1.9~2.3%となっている。2019年以降についても2%台前半の成長にとどまると予想している。

  • 画像:2018年の台湾のGDP成長率は2.4%輸出数量指数(財別)
  • 画像:2018年の台湾のGDP成長率は2.4%台湾の人口予測

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