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アマダ、顧客との“共創”を目指し「Amada Global Innovation Center」を開設

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画像:アマダ、顧客との“共創”を目指し「Amada Global Innovation Center」を開設「Amada Global Innovation Center」(AGIC)の外観

「お客さまとともに金属加工の未来(あす)を共創する」

 ㈱アマダは2023年2月3日、神奈川県伊勢原市の本社内に「Amada Global Innovation Center」(AGIC)をオープンした。隣接する「アマダフォーラム」(12階建て・宿泊施設完備の多目的研修施設)のリニューアルと合わせて約250億円を投じ、既存の「ソリューションセンター」を全面刷新した。延床面積は約3万㎡で、「業界の自社展示施設としては世界最大級」という。

AGICは「お客さまとともに金属加工の未来(あす)を共創する空間」というコンセプトのもと開設された。顧客が直面している「脱炭素社会への対応」「新素材や新加工技術への対応」「労働力・熟練技能者不足への対応」「自動化・生産性の向上」「情報技術の進展によるAI・DX化」といったさまざまな課題の解決へ向け、生産革新の提案をすることを目的としている。

「お客さまのモノづくりを検証し、『未来(あす)』の加工技術に挑戦」する「Innovation LABO」と、「お客さまが期待する価値を『現在(いま)』の最新技術で体感」できる「Innovation SITE」の2大機能のほか、「V-factoryでつながる進化した稼働保障」を訴求する「Engineering FIELD」や、「優秀板金製品技能フェア」の展示エリアなど、多彩な環境と機能を備えている。

環境配慮型の建物としても全面刷新した。大手ゼネコン、国内各メーカーとのコラボレーションにより、最新の空調・照明設備を導入し、省エネ化を推進。太陽光発電の大規模設置等により再生可能エネルギーを活用し、従来のソリューションセンターと比較してCO2発生量を半減させた。

AGICは、国内外15カ所にあるアマダ・ソリューションセンターとテクニカルセンターの中心的役割を担う機能として位置づけられる。日本発の技術のみならず、世界の拠点と連動して未来志向のイノベーションの創造に向けた取り組みを行い、世界へ発信していく。

  • 画像:アマダ、顧客との“共創”を目指し「Amada Global Innovation Center」を開設「Innovation LABO」。9室の「LABOルーム」でアマダの技術スタッフとともに加工検証が行える
  • 画像:アマダ、顧客との“共創”を目指し「Amada Global Innovation Center」を開設「Innovation LABO」の測定室。先端検査機器を常備し、加工製品の品質・精度・強度をその場で確認できる

つづきは本誌2023年3月号でご購読下さい。

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