業界動向
アマダ、次世代型エンジニア教育施設「ATEC」を開設
ビジネスモデルの進化に向け、DX推進と人材育成を強化
次世代型エンジニア教育施設「アマダ・テクニカルエデュケーションセンター」(ATEC)
次世代型エンジニア教育施設「ATEC」を開設
アマダは、次世代型エンジニア教育施設「アマダ・テクニカルエデュケーションセンター」(ATEC)を神奈川県伊勢原市の本社敷地内に開設した。2024年10月から社員のエンジニアリング教育を開始している。
1階の実習場には新旧45機種のマシンを設置。マシン本体の分解・組付けだけでなく、駆動機構やレーザ発振器などの専門知識も習得できる。自動化システムとロボットも多数設置。試運転だけでなくプログラム作成から加工まで、ユーザーへの教育が可能なスキルの習得を目指す。
2階にはNC装置、空圧・油圧、専用治工具など、5部屋のシミュレーター室を用意。研修室では特定の危険性をともなう業務を行う場合に必要な、特別教育や職長教育などを実施する。
また、サービスエンジニアのエンジニアリング力向上、マルチスキル化に向け、オンライントレーニングサイトを構築。サイトでは個々のスキルを14分類で分析したスキルマップと、試運転やメンテナンスのみならず、ソフトウエアや加工技術、ビジネス提案など独自に作成した約800種類のオンラインコンテンツが連携する。個々のスキルに応じてリモートでトレーニングを実施することで、サービスエンジニア全体のスキルの平準化を実現する。
これらの教育を通じて、36カ国・約1,700人のサービスエンジニアを、顧客の課題解決に貢献する「次世代型エンジニア」へと育成する。
1階の「実習場」には新旧45機種のマシンと、自動化システム、ロボットが設置されている
2階には5部屋の「シミュレーター室」や、「研修室・プログラミング」室などを設置(写真はものづくりの基礎工程を学ぶ「製造DXルーム」)
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