産業振興
天田財団、2026年度助成研究成果発表会を開催
はじめてのレーザと塑性両分野の発表会を同時開催
発表会の冒頭であいさつの言葉を述べる天田財団・磯部任代表理事理事長
公益財団法人天田財団は4月22日㈬、パシフィコ横浜で「天田財団助成研究成果発表会」を開催した。本発表会は助成した研究成果の社会実装を目指した普及啓発事業として毎年開催している。これまではレーザプロセッシング、塑性加工それぞれの分野で開催していたが、今回ははじめての同時開催となった。発表会全体の参加者は会場とオンラインを合わせて255名となった。
発表会の冒頭で、天田財団・磯部任代表理事理事長が次のようにあいさつの言葉を述べた。
「現在、日本の大学や研究機関はものづくりを支える工学分野の研究において、国際的な研究力の相対的な低下や博士人材の不足といった大きな課題に直面しています。一方、日本の製造業では技術革新への対応の遅れや、高度なものづくり人材の不足が課題として指摘されています。こうした大学・研究機関が抱える危機と、企業側が抱える課題は決して別々のものではなく、深く関係していると考えています」。
「このような状況の中、研究助成を通じて社会に貢献する天田財団の使命は、大きく3つあると考えています。1つ目は学術の振興や新技術の創出、若手研究者の育成を支援すること。2つ目はその研究成果を産業界へ広く普及し、社会へ還元すること。3つ目はその技術を具現化するものづくり人材の育成を支援することです。本日の研究成果発表会は、このうち2つ目の使命を実現するための重要な機会です。天田財団の研究成果発表会には、ほかの研究助成財団にはない特徴があります。それは研究者だけでなく、産業界の方にも研究成果を直接伝えることを重視している点です。当財団の公益事業は単に研究を支援するだけでなく、その成果を産業界へとつなぎ、最終的には豊かな社会づくりに貢献することを目的としています」。
「本年の助成研究成果発表会は、レーザプロセッシング分野と塑性加工分野を同時開催します。両分野はものづくりの現場で非常に密接な関係を持つ技術分野です。本日の発表会が2つの分野を組み合わせた新しい視点や、技術の発展につながることを期待しています」。
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