特集 〜“ムダ取り” “見える化”を進める農業機械業界〜
新工場へ移転 ![]() 今回、再び取材のアポを取ると、住所が変わっていたため、Webサイトで大急ぎで確認してからの訪問となった。 新工場は1,360坪の土地に820坪の建物 ![]() 経緯はこうだ。 (株)良金工業は、1973年に自動車部品をプレス加工する個人会社として創業。1979年に法人化して以来、狭隘な旧工場ではあったが、父親の代からの優良企業との取引を続けながら、誠心誠意、モノづくりを続けてきた。しかし、次第に工場の狭さや納期対応がネックとなっていった。 多品種少量生産を見越して、レーザマシンLC-2415αVNTやLC-2412F1NTを導入し、マシンのデジタル化・ネットワーク化も推進してきた。加山貴之社長は「お客さまには最高の品質とスピードでお届けしたい」との想いで、新しくパンチ・レーザ複合マシンEML-3510NTを棚付きで発注した。 ところが、どれか他の設備を出さないと工場内に収まらない。しかし、どれも便利な機械ばかり。考えた末に、工場の移転を決意した。しかし、社員のために、あまり遠い場所は敬遠したい――そして、現在の工場を見て決定した。 1,360坪の敷地に美しい工場――事務所棟も別に建っていた。しかし、得意先への部品供給を円滑に行うためには工場だけでは不十分。受注製品の10%を保管できる倉庫が必要との考えで、建屋を購入後、新たにスタッカークレーン付きの382棚の自動倉庫を装備した倉庫を建設。工場・倉庫をあわせると820坪の建屋となった。... つづきは本誌2013年5月号でご購読下さい。 |