〜省エネ・加工領域拡大を実現する次世代加工マシン〜
出力4kWと2kWの2機種を用意 ![]() 切断の加工技術を追求すべく、機電一体開発を行ったFOL-3015AJは、出力4kWの自社製ファイバーレーザ発振器を搭載し、新たなアプリケーション技術を融合させることで、次世代レーザ加工機に求められる要件(難加工材への対応・省エネ・知能化)に対応することが可能になりました。 FOL-3015AJは本年11月より量産を開始します。発表当初は4kW発振器を搭載する機種のみでしたが、自社製ファイバーレーザ発振器を搭載した切断加工機の初号機として、ファイバーレーザの持つ特徴・効果を最大限に発揮し、用途に合わせた最適なマシンを提供するために、新たに2kW発振器を搭載したモデルを加え、「4kWモデル」と「2kWモデル」の2機種を用意しました。 米・JDSU 社とのアライアンスで発振器を開発 ![]() この発振器は、LD(レーザダイオード)の光をダイレクトにファイバーで発振させるモノシリック構造の光エンジンで、増幅された光は導光用のファイバーにシームレスでつながっています。発振器を構成するモジュール1基あたりの出力は600W。このモジュールを7基積み重ねることで、出力4kWの発振器ができ上がっています。 光源となるモジュール化された光エンジンを組み合わせることで、板金加工(高出力)のみならず、微細加工(低出力)の用途にも適した出力の異なる商品ラインナップの拡充や、きめ細やかなユーザー対応が可能となります。 これまで国内外のファイバーレーザの分野においては、レーザ加工機とレーザ発振器のメーカーは分離しており、一貫メーカーは存在していませんでした。しかし、アマダがJDSU社とのアライアンスを組み、マシンメーカーでありながら自社製発振器の開発に成功したことで、加工機とファイバーレーザ発振器の一貫メーカーとなりました。... つづきは本誌2011年11月号でご購読下さい。 |