セキュリティ管理の危機感 ![]() 「当社は1999年に2次元CAD/CAM AP100とFBDV-1253NTを導入して以来、生産管理からプログラム工程、ブランク・曲げ工程と、あらゆる工程でデジタル化・ネットワーク化を推進してきました。しかし、会社の成長に合わせ、必要に応じてPCも増設・更新していくと、管理が煩雑になってしまい、コンピュータウイルス(以下、ウイルス)対策やセキュリティ管理についても十分に対応できていなかったというのが実態でした」。 国内4拠点、海外1拠点デジタル化・ネットワーク化を推進 ![]() 茨城県内に本社工場(筑西市)、真壁工場(桜川市真壁町)、五所工場(筑西市)の3つの拠点をもち、1992年には会津工場(福島県河沼郡)を設立、2002年には中国にも進出し、江陰安秀工業有限公司(江蘇省)を設立している。従業員数は茨城県内の3拠点で約140名、会津工場が約30名、中国工場が約90名――国内4拠点、海外1拠点を合計したグループ全体の従業員数は約260名となる。 今年3月には、本社工場の生産設備を五所工場へと移設。現在は五所工場が主力工場となっている。 ![]() 同社がデジタル化・ネットワーク化に本格的に着手したのは1999年。AP100とFBDV-1253NTを導入したのを皮切りに、およそ1年置きに次々とネットワーク対応型の加工マシンを導入していった。2005年には生産管理システムWILL受注・出荷モジュール+Mを導入。2010年には曲げ加工データ作成全自動CAM Dr.ABE_Bendを導入して加工データ作成の外段取り化を図るとともに、3次元ソリッド板金CAD SheetWorksを導入し、将来的には受けCADとしてだけでなく、製造性確認や展開作業の主力としても活用していこうと考えている。... つづきは本誌2011年9月号でご購読下さい。 |