落雷の影響でデータ消失のリスクが高まる ![]() 伊藤潤一社長は当時を振り返って「落雷の影響で100V電源が落ちたことも何度かあり、PCの調子がおかしくなりました。当社は2次元CAD/CAMAP100がインストールされているマシンにミニSDDサーバーの機能を持たせているので、AP100が止まると現場の加工マシンも同時に止まってしまうという状況でした。展開が一時的にできないだけならまだしも、加工マシンまで止まってしまうと、工場は完全に停止してしまいます。それに、PCが何度も落ちれば、これまでに蓄積したデータをすべて消失する可能性も高まりますから、強い危機感を覚えました」と語っている。 自動はんだ付け装置のアセンブリーメーカー ![]() 「別会社ではありますが、メインのお客さまである自動はんだ付け装置メーカーにとって、当社は製造部門にあたります。最終製品の製造を丸ごと一式で請け負っていますから、板金部材の加工だけでなく、機械加工品や電装品を調達して組立・配線や出荷検査まで社内で行い、エンドユーザーへ直接出荷しています」。 リピート率は多く見積っても30%に満たない。新規オーダー品が多いため、機種あたりのロットは1〜2台、パーツもほとんどが単品となっている。こうした多品種少量生産に対応するため、同社は2004年に2次元CAD/CAMAP100、レーザマシンFO-3015NT、ベンディングマシンFBDIII-1253NTを同時に導入。事務所とブランク・曲げ工程のデジタル化・ネットワーク化を実現した。... つづきは本誌2011年8月号でご購読下さい。 |