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携帯電話基地局向けをはじめ電源装置が60%を占める ![]() 現在の売上構成は携帯電話基地局向けをはじめとする電源装置が売上の60%、消火器が10%、電気給湯器が10%、残りの20%はその他の製品と、自社開発製品であるバリ取り装置「バートル」「ハンドリング・バートル」などの製造・販売などとなっている。 電源装置の筐体に求められる機能 ![]() 電源装置の70%は屋外設置用で、耐候性と防錆性が求められるため、筐体の材料はステンレス材を用い、屋外仕様の表面塗装を施すことが多い。また、水漏れを防ぐためには筐体の気密性が重視され、扉部分に使用されるゴム製パッキンとの密着性を保持するには筐体の組立精度、特に溶接歪みの低減が求められる。 筐体は自社で加工する板金部品が60点内外で、それに蝶番などの購入部品が数十点加わるため、全体では100点前後の部品で構成される。水漏れなどに影響する部分では、構成する部品1点1点の精度と、溶接歪みに対する対策が必要となる。... つづきは本誌2011年8月号でご購読下さい。 |