〜モノづくりはヒトづくり〜
大学卒業直後に板金総合コースを受講 ![]() 田中祐樹さんは昨年3月に新潟工科大の情報電子工学科を卒業したばかりの23歳。大学卒業後は、父親である田中栄策社長が経営する(株)トーエイの事業を継承するため、職業訓練法人アマダスクールが開催する事業継承者を対象とした6カ月間(約112日間)の板金加工総合コース「板金総合(6カ月)」(以下、板金総合コース)を受講した。 ![]() 祐樹さんに板金総合コースの受講を勧めた田中栄策社長は「アマダスクールの取り組みについては以前から知っていました。ほとんどゼロの状態から板金工場の業務を学ぶには、アマダスクールが教えるベーシックで、スタンダードな基礎から身につけるのが後々のためになると考えました」と語っている。 技術力の高さを武器に工作機械カバーなどを手がける ![]() 月間のオーダー数は2,000件前後。部品点数は5,000〜6,000点、ロットは多いもので数十個になるが、大きいものは基本的にロット2〜3個で、多品種少量生産となっている。 取り扱う鋼種はSPHC、SPCC、ZAM材、SUS、アルミなど多岐にわたる。板厚は最も薄いものでバネ材の5/100mm。鉄は19mmまで、SUSは12mmまでを常用在庫として持つ。使用比率で見ると鉄が約70%、SUSが約30%。アルミも少しずつだが増え始めている。 ... つづきは本誌2011年8月号でご購読下さい。 |