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建設機械出荷予測を下方修正 ― 不透明感が高まる

主要機種の国内生産台数は徐々に回復

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2025年度は下方修正 ― 2年連続減少

日本建設機械工業会は8月、「建設機械需要予測」を発表した(グラフ)。これによると、2025年度通年の出荷金額(補給部品含まず)は2兆8,488億円(前年度比3%減)と予測。国内・輸出ともに減少し、全体では2年連続で減少する。前回予測(2025年2月)から1,226億円(4.1%)の下方修正となった。

画像:建設機械出荷予測を下方修正 ― 不透明感が高まる建設機械需要予測

「国内」は8,771億円(前年度比4%減)で、前回予測から529億円(5.7%)の下方修正となった。金利上昇を見込んだ設備投資意欲の低下などにより7機種が減少する。主力機種の「油圧ショベル」は9%減、「ミニショベル」は6%減、「トラクタ」は8%減と予測した。

「国内」の上期は、「建設用クレーン」が前年同期比4%増、「道路機械」が同5%増となるものの、7機種が減少し、4,166億円(同6%減)と予測した。下期は、引き続き「建設用クレーン」「道路機械」が増加するものの、7機種が減少し、4,605億円(同3%減)と見込まれる。

2025年度通年の「輸出」は1兆9,717億円(前年度比3%減)となり、2年連続で減少する。前回予測から697億円(3.4%)の下方修正となった。北米・欧州などでの金利高の影響が続き、減少する。

「輸出」の上期は、「ミニショベル」が前年同期比6%減となるなど「基礎機械」を除く8機種で減少し、9,838億円(同4%減)と見込まれる。下期は、主力機種である「油圧ショベル」が前年同期比2%減となるなど7機種で減少し、9,879億円(同2%減)と予測した。

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