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日本製鉄が挑む鉄鋼分野のカーボンニュートラル

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画像:日本製鉄が挑む鉄鋼分野のカーボンニュートラル日本製鉄㈱ 厚板技術部長・水谷泰氏

鉄鋼業は脱炭素化のカギを握る重要なセクター

アマダは6月13日、本社・伊勢原事業所(神奈川県伊勢原市)の「AMADA Global Innovation Center」(AGIC)で特別講演会を開催し、日本製鉄㈱ 厚板技術部長・水谷泰氏「カーボンニュートラル 鉄と日本製鉄の挑戦」と題して講演を行った。

水谷氏は1991年、新日本製鐵(現・日本製鉄)に入社し、君津技術研究部・主任研究員、君津製鉄所・厚板課長、厚板工場・マネージャーなどを経て、現在は日本製鉄・厚板技術部長として活躍している。これまで厚板製造における生産性向上、TMCP技術の開発、一貫最適化などに貢献し、厚板製造プロセスに関して幅広い知見を持つ。1996年と2020年には「大河内記念生産賞」を、2019年には「渡辺義介記念賞」の「技術貢献賞」を受賞した。

今回の講演で水谷氏は、「日本製鉄のカーボンニュートラルビジョン2050」「建築分野におけるカーボンニュートラルへの挑戦と提案」「NSCarbolex Solution(厚板)とレーザー切断用鋼」について発表。鉄鋼業が日本全体のCO2総排出量の14%、製造業全体の42%を占め、脱炭素化のカギを握る重要なセクターであることを示し、「これをいかにして解決していくかが我々の使命」と語った。

本稿では、主に「日本製鉄のカーボンニュートラルビジョン2050」の内容から、脱炭素を念頭に置いた「鉄」の特性・優位性、鉄鋼業における脱炭素化の考え方、日本製鉄の脱炭素化の取り組みについて紹介する。

つづきは本誌2024年8月号でご購読下さい。

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