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「第36回優秀板金製品技能フェア」

加工設備の高機能化などで応募製品の精度も向上

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画像:加工設備の高機能化などで応募製品の精度も向上左:厚生労働大臣賞を受賞した㈱佐藤医科器械製作所(滋賀県)の「DNA~融合~」(W107×D107×H110㎜)/右:経済産業大臣賞を受賞した㈱アイキ(大阪府)の「ナビ、リレー」(W2×D2×H2㎜)

厚生労働大臣賞は㈱佐藤医科器械製作所、経済産業大臣賞は㈱アイキが受賞

職業訓練法人アマダスクールは、「第36回優秀板金製品技能フェア」の選考結果を発表した。選考は、期間中に日本塑性加工学会会員、シートメタル工業会役員やAMADA Global Innovation Center(AGIC、神奈川県伊勢原市)を訪れた来場者やWebによるオンライン投票によって第1審査、審査委員による第2審査が行われ、各賞が決定された。

厚生労働大臣賞は㈱佐藤医科器械製作所(滋賀県)の「DNA~融合~」、経済産業大臣賞は㈱アイキ(大阪府)の「ナビ、リレー」がそれぞれ受賞した。

神奈川県知事賞はナサ工業㈱(福岡県)の「不落のバランス」、中央職業能力開発協会会長賞はリョーユウ工業㈱(福岡県)の「瓢箪ランプシェード」、日刊工業新聞社賞は㈲山内エンジニアリング(神奈川県)の「車両用ラジエーターアッパー試作品」、日本塑性加工学会会長賞は㈲原プレスエンジニアリング(神奈川県)の「厚板の丸め成形品」、海外最優秀作品賞はA.S.C. Franchi Laser S.n.c.(イタリア)の「CARP」が受賞した。

応募総数は前回比30.7%増

応募総数は281点(国内184点、海外97点)で、前回(第35回)の215点から30.7%増加した。海外からの応募は計16カ国・97点で、海外比率は34.5%となった。

出品作品の傾向としては3次元CADの普及とマシンの高機能化によって新たな加工技術が加わり、従来では見られなかった作品が多数出品された。

募集分野は「単体品の部」「組立品の部」「溶接品の部」「造形品の部」「学生作品の部」の5分野。4分野からグランプリが選ばれ、「単体品の部」は㈱現代工業(大阪府)の「三重Rのクロージング曲げ」、「組立品の部」は㈱坂口製作所(大阪府)の「CUBE」、「溶接品の部」はシンエイメタルテック㈱(佐賀県)の「クラインの壺」、「造形品の部」は㈱晃新製作所(埼玉県)の「コーヒーカップ」が、それぞれ受賞した。「学生作品の部」の金賞には、山形県立庄内職業能力開発センター(山形県)の「CUBIC BALL」が選ばれた。「審査委員会特別賞」には㈱アルカディア(長野県)の「和傘」、絹川工業㈱(石川県)の「テーパースクリュー」、㈱ツガワ(岩手県)の「盆栽」が選ばれた。

アマダ賞として、㈱井沢鉄工所(兵庫県)の「播州屋台」、㈱三輪工業(福島県)の「環」、リョーユウ工業㈱(福岡県)の「織りかご」、詳盛企業股份有限公司(台湾)の「夢幻城堡」、Lycee Gustave Eiffel Tours(フランス)の「Josephine」の5作品が選ばれた。

つづきは本誌2024年4月号でご購読下さい。

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