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世界半導体市場は2024年から再拡大

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2023年の世界半導体市場は前年比10.3%減 ― 2024年からは「再拡大」

画像:世界半導体市場は2024年から再拡大世界半導体市場(地域別)の推移

WSTS(世界半導体市場統計)は6月6日、2023年春季の世界半導体市場予測を発表した(グラフ)

WSTSによると、2022年の世界半導体市場は前年比3.3%増の5,740億8,400万米ドルで、微増ながら過去最高を更新した。

2023年は前年比10.3%減の5,150億9,500万米ドルで、2019年以来4年ぶりのマイナス成長を予測した。2022年11月に発表した2022年秋季予測では、前年比4.1%減の5,565億6,800万米ドルと予測していたが、7.7%ポイント・約415億ドルの下方修正となった。

WSTSは「景気の先行きが見通せない中、2022年途中から続く下押し要因が当面は継続すると見込んだ。特に、スマートフォンやパソコン、民生機器などの需要低迷が影響し、メモリを筆頭にマイナス成長を予測した。ただし、電動化の進む自動車用途や再生エネルギー関連用途は引き続き需要が強いと見ている。これにともなって製品別では特にパワーディスクリートの成長が継続する見込み。また、急激に需要が高まっている生成AIも一部のロジック半導体需要を押し上げると予測した」と分析している。

2024年は前年比11.8%増と市場の「再拡大」を予測。「2023年の下支え要因に加え、世界景気も回復に向かうという前提のもと、ほとんどの用途・製品でプラス成長を見込んだ」(WSTS)としている。

つづきは本誌2023年7月号でご購読下さい。

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