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スリーエムと愛知産業、ロボット研磨事業で提携

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画像:スリーエムと愛知産業、ロボット研磨事業で提携マグネットグリッパーが把持するワークの黒皮除去(赤丸部)。この後、左のロボットが溶接を行う

鉄工業を皮切りに研磨工程の自動化を加速

工業用研磨材事業を展開するスリーエムジャパン(以下、スリーエム)は、システムインテグレーター大手の愛知産業と提携し、ロボット研磨市場に参入すると発表した。

今後、スリーエムと愛知産業は技術交流を通じてロボット研磨のソリューション開発を推進する。スリーエムの研磨材商品と、愛知産業の自動倣い機能付き研削装置「AKグラインダ」、「マグネットグリッパー」を組み合わせ、人材不足が深刻化する研磨工程の自動化を加速させる。溶接・研磨作業が不可欠で、人的依存度が高い鉄工業を皮切りに、鋳造・鍛造品、自動車・鉄道車両、自動車部品の領域へ展開していく計画だ。

スリーエムが研磨材事業で他社と提携を結ぶのは国内初。今後、愛知産業のAKグラインダを紹介するかたちでロボット化のソリューションを提案し、研磨材の拡販につなげる。愛知産業は、顧客の指示がない限り、最適なソリューションとしてスリーエムの研磨材とAKグラインダの組み合わせを提案する。これによりスリーエムは、2021年までの3年間で、研磨材の売上を5倍に引き上げることを目標とする。

  • 画像:スリーエムと愛知産業、ロボット研磨事業で提携ロボット研磨による溶接ビード仕上げ
  • 画像:スリーエムと愛知産業、ロボット研磨事業で提携研磨が完了したワーク(SS400・板厚12㎜)

つづきは本誌2019年1月号でご購読下さい。

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