特集 外需を取り込みグローバル化する台湾板金業界
2013年の売上は前年比1.5倍に ![]() 現在では最先端の仕事である半導体製造装置関連と新幹線車両をはじめとした鉄道車両関連の部品を受注。2013年度の売上は前年比1.5倍に達する勢いだ。 今回、取材の対応をしていただいた張添發総経理は、53歳とは思えない若々しさと穏やかさを備え、夫人である簡秀華さんは西洋人形のような美形。会社創業の頃は、簡夫人が子供を背負いベンディングマシンのフットプレスを踏んでいたという。若き夫婦の成功への道筋をお聞きした。 鋼材の販売から板金加工へ ![]() 板金機械の導入に際して「なぜ、数あるメーカーの中からアマダを選んだのか」と問うと、「他社の営業担当からもいろいろな提案があったが、アマダのサービスが一番良いと知っていたので迷わず決めました。また、購入の資金手当てに関しても、当時の第一勧業銀行(現・みずほ銀行)のバンクローンを紹介していただき、高額なレーザマシンを割賦で購入できたことも助かりました」と、選択のポイントを語る。 しかし、当時の同社は板金加工については“素人集団”だった。そこで、ここでもアマダから、板金工場で働いたことのある経験者を2名紹介してもらった。 「未経験者を採用して、ゼロから教育していたのでは間に合わないと考え、熟練者や経験者を紹介してもらいました。この人たちが中心となり、新規採用した人たちにも加工技術を教育していくようになって、人材も育っていきました」。... つづきは本誌2013年11月号でご購読下さい。 |