事例研究―― 変化に対応する板金企業
ファイバーレーザマシンで差別化を図る ![]() (株)ユウキ工業は、通信機器・半導体製造装置関連などの精密板金加工を得意とする板金サプライヤー。顧客満足度を高め、得意先に必要とされるサプライヤーになっていくために、最新設備の導入を怠らない。そして今年2月、他社との差別化を図るための武器として、アマダの新商品であるファイバーレーザマシンFLC-3015AJ(出力2kW)の代表取締役社長の北澤芳恵氏1号機を導入した。 コンスタントな設備投資で確固とした土台を構築 ![]() 最初の2年間はブローカーとして、メーカーと協力工場の仲介役に徹していた。3年目に、以前の勤め先から付き合いがあるアマダの営業担当者が、パンチングマシンとベンディングマシン、セットプレスなどの加工機の導入を持ちかけたことがきっかけとなり、板金加工を再び手がけるようになった。 1990年には、32ビットのレーザマシンを、1992年には2台目のレーザマシンを導入することで、2台体制を構築した。万が一1台が故障しても、もう1台をバックアップとしておくことで、得意先に迷惑をかけることがなくなり、信頼を得た。 1993年、結城会長の長女である北澤芳恵氏(現社長)が同社に入社。経理・生産管理・製品検査などの業務に(上)FLCで加工した端子(真鍮・板厚2.0mm・70×20mm)(下)FLCで加工したステンレス・板厚0.1mmの「社章」従事するとともに、生産管理のデジタル化を進めるなど、ソフト面からも企業体質を強くしてきた。... つづきは本誌2013年10月号でご購読下さい。 |