〜Interview〜
モノづくりへのニーズが多様化する中、コスト・軽量化・意匠性などの要求を満たすため、新素材や他素材への材料置換事例が増えている。中でも、日新製鋼が開発した高耐食性溶融めっき鋼板「ZAM」は、プレハブ住宅の構造材、自動車用部品(モーターケースなど)、太陽光発電モジュールの架台などへの採用事例が年々増加している。そこで、ZAMを開発した日新製鋼鰍ナ材料メーカー視点のモノづくりについて研究を行う、技術研究所 加工技術研究部 加工第三研究チーム チームリーダー 黒部淳 工学博士に話を聞いた。
――加工技術研究部の概要を教えてください。 黒部淳工学博士(以下、姓のみ) 日新製鋼では顧客満足度向上を目指して、お客さまのニーズに密着した提案型の研究開発を行っています。当社には、5つの研究部があり、それらの研究部のうち、私は加工技術研究部(大阪府堺市)に在籍しています。加工技術研究部は4チーム体制で、CAEによる数値解析や、製品の加工・溶接条件の最適化検討、加工法や溶接方法の提案、加工製品の開発などを行っており、私は主にプレス加工技術や鋼管の2次加工技術を研究しています。 ――モノづくりの現況や方向性については、どのようにお考えですか。 ![]() つづきは本誌2013年10月号でご購読下さい。 |