特集 〜モノづくりアイランド・九州〜
設計から板金・塗装・配線までワンストップで対応 ![]() 1983年頃からは、エレベータ・エスカレータなど昇降機関連の部材加工を受注するようになり、製作と施工を請け負うようになる。それとともに、単なる部材加工にとどまらず、サブアッシーにも対応し、塗装・配線まで行える総合板金加工業者として設備を充実していった。 同社独自の板金設計と精密板金加工技術を活かし、形状・構造の提案を行い、高品質・低コストな製品化に取り組むことで、ケース・製缶構造物・精密板金といった昇降機以外の他業種も開拓していった。 2010年より優秀板金製品技能フェアへの挑戦を継続。2010年(第23回)に出展した「ピサの斜塔」、2011年(第24回)に出展した「傘」が技能賞を受賞するなど、着実に成果を上げていった。そして、2012年(第25回)に「単体品の部」で出展した「壺」が見事、金賞を受賞した(他部門に出展した2作品「正六面体パズル」「豪華客船」も技能賞を受賞)。 昇降機関連に加え医療機器も好調 ![]() この工場で、OA・FA機器ケース、配電盤・制御盤、エレベータ・エスカレータの外装・付帯製品の板金加工から溶接・塗装・配線と、多岐にわたる工程の仕事をワンストップでこなす。 スタッフは総勢82名。このうち板金工程に携わるのは約60名。昇降機カバーの意匠設計から、板金設計・電気設計まで行うため、3次元CAD SolidWorksを7ライセンス導入。SolidWorksによる製品モデルの作成からバラシ・展開までを行う設計者は7名。板金加工用のCAM作成を担当するプログラマは3名。社長と専務を除く専任の営業担当者は6名。九州地区を中心に手広く営業活動を行っている。... つづきは本誌2013年8月号でご購読下さい。 |