特集 〜"変化"しつづける精密板金のメッカ・京都〜
グローバル意識が高い若手経営者 ![]() (有)小林製作所は、京都府長岡京市にある板金サプライヤー。フォークリフト関連の仕事をメインに、自動車・照明器具・分析機器関連の部品製作など様々な分野の仕事を手がける。その一方で2012年2月には、タイ王国ラヨーン県に「Kobayashi Kako(Thailand)Co.,Ltd.」を設立。さらに小林社長は、工業用ゴム・各種金属部品などの製造・販売を行う大手商社のテクニカルアドバイザーも務める。 火災による工場全焼から再起を果たす ![]() 2003年には、先代の体調がすぐれなかったこともあり、当時25歳だった小林社長(現在35歳)が事業を引き継いだ。 社長就任後は、創業当初から手がけてきたフォークリフト関連(中厚板がメイン)の仕事のほか、薄板小物の部品加工、試作加工、照明器具関連などの仕事を積極的に取り込み、業容を拡大していった。 しかし、2006年12月に本社工場が全焼するという災難に見舞われ、同社は大きな決断を迫られた。 ![]() 本社工場の再起を目指すにあたり、当初は中古機の導入も考えたというが「お客さまの多くは仕事を発注される前に、板金サプライヤーのWebサイトや工場見学などで保有設備を確認し、その会社の能力を判断する。中途半端な設備投資が一番よくない」と考え直し、加工マシンの新規導入を決断した。... つづきは本誌2013年7月号でご購読下さい。 |