板金需要が拡大する医療機器業界
血液分析装置の筐体・カバー・フレームの仕事が約50%を占める ![]() 同社は1955年に長谷川社長の父親が神戸市兵庫区で個人創業、2年後の1957年に兵庫無線(株)を設立した。創業当初から大阪に本社を置く音響機器メーカー、東亞特殊電機(株)(現社名:TOA(株))から拡声放送機器の仕事を受注、手板金加工で拡声装置の筐体などを製作していた。 1961年に東亞特殊電機が医用電子機器業界への進出を決定。1963年に国内初の自動血球計数装置「CC-1001」の実用化に成功すると同時に、アンプ血液測定器などの板金製作にも携わるようになっていく。 1968年には東亞特殊電機が製造する医用電子機器の販売会社として、東亞医用電子(株)が設立され、1972年に東亞特殊電機ME 機器部門を譲受し、臨床検査機器専門メーカーとなった。 兵庫無線は東亞医用電子の主力サプライヤーとして取引を開始。東亞医用電子が1999年にシスメックス(株)と社名を変更した後も取引を継続し、現在では売上の50%を血液分析装置の筐体・カバー・フレームなどが占めている。 55年来のアマダファン、ここにあり ![]() それからユニパンを導入して機械板金加工に取り組むようになる。「生産効率の向上と加工品質の安定のために、これからは機械化に取り組まなければいけない」と考えた。... つづきは本誌2012年12月号でご購読下さい。 |