板金需要が拡大する医療機器業界
創業35年の老舗板金企業 ![]() 「この会社は私が34歳の時に、今までの会社勤めから独立して興しました」と代表取締役の井上仁志氏は柔らかな語り口調で話し始める。 井上社長は川西市内にある大手工作機械メーカー向けに工作機械カバーなどを製作する協力工場で勤務していたが、34歳で退社、独立した。 小さな貸工場で細々とではあるが、今までのツテを頼りながら受けた仕事を誠心誠意こなすうちに、信用も増し、仕事も徐々に増えていった。 1990年、バブル崩壊で世間が沈滞している中、今までの個人会社を株式改組し法人化。60坪の土地を購入して自前の工場を建てた。仕事は落ち込むことなく順調に推移し、“バブル崩壊”にあえぐ周囲をよそに快調に成長を続け、周辺の土地を買い増して300坪まで拡げ、工場も建て増していった。 手加工から徐々に板金設備を導入 ![]() つづきは本誌2012年12月号でご購読下さい。 |